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2018/3/27-28 New踊り念仏探究会 第2回~読書会とワークショップ

〈浄土宗應典院協力事業〉

大阪やいわきで、秋田光軌(僧侶)と斉藤成美(ダンサー他)とが声や身体、念仏やダンスについてのワークショップを共にする機会が何度かありました。
そんなことがきっかけで、踊りや念仏の現代の様々な可能性を、考えや意見や情報を交換しながら、身体を動かしながら、今後探っていきたいと考えています。

昨年10月に試験的に第1回を開催しましたが、このたび3月27日・28日に、読書会とWSの二本立てで企画してみました。
ご興味のある方、体を動かしたり、声を出したり、話したりしながら、一緒に探っていきませんか?仲間募集中です

様々なアプローチで模索しながら、あわよくば新しい踊り念仏ができていったら素敵です。

【申込みフォーム】https://goo.gl/forms/c619tkGyZAURXKST2


◾︎内容

3月27日(火)
19:00〜22:00頃
<念仏について語り合う読書会>
案内: 秋田光軌、斉藤成美

釈徹宗さんの『法然親鸞一遍』(新潮新書)の読書会を通じて、念仏について感じたことをあれこれ語り合います。
もちろん事前に読了していただくのは大歓迎ですが、全部を読みきれない方、何らかの事情で読むことができない方も参加可能です。
(参加費1000円、定員20名)

◾︎

3月28日(水)
19:00~21:00頃
<身体と声と念仏のWS>
案内: 斉藤成美、秋田光軌

声を出しやすい身体のためのストレッチを中心に身体を動かしたり、声を出したり、いくつかの念仏を唱えたり、フィジカルに踊りと念仏を楽しむWSです。どなたも参加可
今回は、声明をしてみたり、発する声のエネルギーのようなものについてや、空間を積んでいく動作や昇華について試したり、そこから踊りを立ち上げてみるところまでできたらいいな思っています。
(参加費1000円、定員20名)

<休憩>

WS終了後〜22:00頃
<念仏と踊りについて話したりする会>

集まった人達で2日間のことを振り返りつつ、ざっくばらんに話します。
次回のことも来た人達で考えられたら。
(無料)

◾︎場所
浄土宗應典院 研修室B
大阪市天王寺区下寺町1-1-27
https://www.outenin.com/

◾︎持ち物
3月27日 釈徹宗『法然親鸞一遍』(お持ちであれば)
3月28日 動きやすい服装

◾︎予約

【申込みフォーム】 https://goo.gl/forms/c619tkGyZAURXKST2
から入力お願いいたします。

・ご質問などありましたら、こちらのイベントページに投稿して頂くか、主催者のどちらかに直接メッセージ等でご連絡いただけたらと思います。
・時間は様子を見て前後する可能性があります。ご了承ください。

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宗教や儀礼が培ってきた「型」のもつ力が、私たちの日常のなかで顧みられることは少なくなっています。南無阿弥陀仏と唱える念仏や読経もまた、ひとつの宗教的プラクティス、ひとつの表現であり、長年かけて形成されてきた「型」を持っています。しかし現代において、「念仏のように」という形容は、しばしば「型通りのことを無批判に繰り返すこと」の代名詞として、主に揶揄する意味で使用されることはご存知の通りです。反対に、今回のプロジェクトでは「型」を批判的に扱ってみることを目指します。具体的には、念仏の唱え方、その培われた「型」をまず知り、実践し、そのうえで「型」を外しながら試行錯誤して遊んでみたいと思っています。

踊り念仏のように、からだを動かしたり、ほぐしたり、声を出してみることで、どのような影響が念仏に生まれるのでしょうか。それは伝統の「型」に敬意を払わない、単なる遊びにすぎないでしょうか。一見奇抜な試みにみえるかもしれませんが、むしろこれは私たちの普段のからだの動かし方、声の出し方、あるいは表現することの延長に、宗教や儀礼というものを接続する経験となりえるかもしれない。そのような期待を主催者たちはぼんやり抱いています