【9月30日(水)】ビヨンド・サイレンス～ポストオウムの20年を語る 第4回「伝統教団の憂鬱と希望」
ビヨンド・サイレンス～ポストオウムの20年を語る
第4回「伝統教団の憂鬱と希望」
葬式仏教と檀家制度を基盤としてきた伝統仏教教団が、大きな危機に直面しています。少子高齢化、家族の多様化など、日本の教団の運用軸が劇的に変化していく中で、葬送の縮小・多様化や「寺院消滅」という事態も顕在化しています。過疎と不活動法人の問題は、いずれ「教団消滅」を招くといっても過言ではないでしょう。
一方で、近年、仏教の社会貢献活動に対し、新たな関心・期待が集まっています。世界水準の公共的な宗教のありかたが予見される中で、現代社会と宗教の関係をどう捉え直すのか、これまでにない伝統教団としての視座が求められているといえます。
今回は、ゲストに全日本仏教会理事である戸松義晴さんを招き、伝統教団の問題とこれからの展望を本音で語り合います。
【ゲスト】
戸松義晴(全日本仏教会理事)
1953年東京生まれ。ハーバード大学大学院卒。タイ国立チェンマイ大学、慶應義塾大学、大正大学などで教鞭をとり、現在心光院住職、浄土宗総合研究所主任研究員、全日本仏教会理事。
2011年、「原子力発電によらない生き方を求めて」を発表した当時の全日本仏教会事務総長。大手スーパ–の「お布施の相場」問題に対しても提言を行う。また、文化庁の不活動宗教法人対策推進会議委員、経産省のライフエンディングステージ創出に向けた普及啓発に関する研究会委員などを歴任。宗教間対話、生命倫理、仏教とNGOから終活まで幅広い分野で活躍する。
アメリカ、タイ、バチカンなどで現代宗教についての発表や提言も多数あり、宗教界を代表する国際派のひとり。
【ホスト】
白波瀬達也(関西学院大学社会学部 准教授)
秋田光彦(浄土宗大蓮寺・應典院 住職)
【日時】 9月30日(水)18:30～21:00
【会場】 應典院本堂ホール
【参加費】 ￥800
【定員】 40名(要申込)
開催日
2015年09月30日(水)18:30～21:00
場所
應典院本堂ホール
料金
800円
お申し込み
上町台地.cotocotoでのオンライン予約(定員40名)
お問い合わせ
應典院事務局
TEL06-6771-7641