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6月30日、『應典院舞台芸術祭space×drama2010』開幕!!

6月30日、『應典院舞台芸術祭space×drama2010』開幕!!

6月30日に2010年度の應典院舞台芸術祭「space×drama」が、「突劇金魚」の公演により開幕しました。1997 年、應典院の再建と共に始まったspace×dramaは、2003年より結成5年未満の若手劇団を支援するスタイルとなりました。そのため、今年度も2月から開幕まで、参加劇団と應典院寺町倶楽部による制作者会議が毎月1回実施し、劇団と劇場との協議を通じてきています。なお、2008年度には、結成5年未満の若手劇団と結成5年以上の中堅劇団による演劇祭への発展を図っています。これは若手劇団と中堅劇団が互いに刺激をしあい、より良い作品創りに努める場と機会を生み出そうと考えたためです。

今年は、突劇金魚、プラズマみかん、コトリ会議、Zsystem、Micro To Macro、baghdad caféの6劇団が参加しています。そのトップバッターを務めるのが「突劇金魚」です。独特な関西弁のセリフまわしで、他にはないポップでアンニュイな世界をつくる「突劇金魚」には、「ガールズポップ」、「アングラポップ」、「少女ノスタルジック」など、、多彩な評価が寄せられています。
「突劇金魚」space×dramaとの縁は深く、2007年度の「愛情マニア」で優秀劇団に選出、そのため2008年度に「しまうまの毛」を應典院との協働プロデュースで公演しています。加えて、その後の活躍もめざましく、「愛情マニア」は第15回OMS戯曲賞大賞を受賞し、続いて「金色カノジョに桃色の虫」が第9回AAF戯曲賞優秀賞を受賞しました。今回はさしずめ「凱旋公演」として特別に招致をさせていただき、新作の「幼虫主人の庭」を上演いただきました。
space×dramaは8月末まで続きます。應典院寺町倶楽部では特設サイト「http://www.spacedrama.jp」の運営やお得な共通パスの企画販売を行っています。初参加のプラズマみかん、コトリ会議とMicro To Macro、昨年に引き続きの参加のZsystem。そして昨年の優秀劇団に輝いたbaghdad caféの協働プロデュース公演など、多様な顔ぶれが、皆さんの鑑賞をお待ちおります。何より、どの劇団にも次年度の協働プロデュース公演の枠を求めることをはじめ、高い目標を掲げ公演に臨まれることを期待しています。