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12月25日自分感謝祭開催

12月25日自分感謝祭開催

應典院の年末の風物詩となっている自分感謝祭が、12月25日に開催されました。
毎年一年を締めくくる振り返りの機会として、参加者の方お一人ずつ、一年の懺悔と感謝をカードにご記入いただき、懺悔カードは浄梵し(火にくべる)、感謝カードは交流会の席で掲示します。オルガンの演奏と照明効果で演出される、厳かな雰囲気の中、去りゆく年と自分自身を供養する場となっています。
今回はとりわけ3月11日の東日本大震災に思いをよせながら、あらためて家族や友人の大切さ、日常の尊さをみつめなおすこととなりました。

献灯、献花、献香がおこなわれ法要が営まれた後、秋田住職より2011年最後の法話が始まりました。ここでは、今年は「よいお年を」と言いにくい年末になってしまったという現状とともに、身近な人々との関係性を大切にしながらどう日常を生きるかという問いが共有されました。交流会では、暖かい豚汁や差し入れとしていただいたお菓子などを囲んで、参加者、スタッフ全員で一言ずつ感想を。ここでは、今年身近な方を亡くされた方や、ご自身がご病気になられた方など、それぞれの痛みや苦しみが吐露されるとともに、そんな私たちに寄り添う他者のありがたさに気付かされたというお話が語られました。
来年も、参加者のみなさまにとって、この自分感謝祭が年末を締めくくる特別なつどいの場となればと願います。