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コモンズフェスタ2013 とんちで越境!自他を結び、過去と未来をつなぐ問題集

「コモンズフェスタ」とは1998年から應典院にて開催されているアートと社会活動のための総合文化祭です。毎年掲げられた固有のテーマに即し、各種、トークイベント、演劇、展示、ワークショップが展開されます。

気づかないフリをして過ごすか、気づいてしまったことを放っておかないか、あなたはどちらの人生に幸せを感じますか?少なくとも私たちは、知っているか、いないかにかかわらず、人と環境との関わりの中で生きています。

人と環境との関わりの中で生まれる何かの変化が、思いもよらずに日々の暮らしに光をあてる場合や、その反対に影を落とすことがあります。例えば、「住み慣れた我が家を失う」こと、「故郷に帰ることができない」こと、さらには「自らが死んでもなお残る見えない<放射線>が愛着の深い景色のなかに残り続けること」などは、遠い異国の話ではなく、関西から800kmほどのところで起きている現在進行形の出来事です。

私たちは「気づいてしまったこと」に目を背けず、むしろ他人の未来に影を落とした事柄に光をあて、ささやかながらも何らかの実践に取り組めるチカラがあります。そうしたささやかな実践の中で関係ができるとき、そこに根差しているのは両者のあいだの「恩返し」という二者関係ではなく、時代と場所を越えた二者以上を巻き込んだ「恩送り」です。

特定の誰か、ではなく、未来のためにできるささやかな実践。今回のコモンズフェスタでは、今、この時代に「気づいてしまったことを放っておかない」人たちが、少しでも明るい未来への願いを込めて、これからの自然と人間への問いを投げかけます。

コモンズフェスタの「コモンズ」とは「共有のもの」という意味です。多くの方々と共に答えを探る、現代社会における「とんち問答」を鉄とガラスとコンクリートでできた寺院で繰り広げ、失われてしまった自然と人間へのメッセージを贈る機会になればと考えています。

———–プレ企画————

24時間トーク「如是我聞~是くの如く、我聞きけり~」

「大阪七墓巡り復活プロジェクト」「まわしよみ新聞」のむつさとしと
劇作家・岸井大輔がゲストを読んで「他者の声」を拝聴します。
今年への感謝と来年への願いを込めて。

○日時 12月24日(月)7:00~12月25日7:00
○場所 2F本堂ホール
○参加費 500円+差し入れ大歓迎(出入り自由)
○モデレータ
むつさとし(まちらぼ代表)
岸井大輔(劇作家・「playworks」代表理事)
○ゲスト
アサダワタル(日常編集家)
ハナムラチカヒロ(ランドスケープアーティスト)
北夙川不可止(歌人)
梅山晃佑(二畳大学)
竹内厚(Re:S編集者・京都精華大学非常勤講師)

○申込み オンライン申込み
○企 画 むつさとし(まちらぼ代表)

——–展示———

「黄ぐまくん」被災地に行く

~東日本大震災は終わってはいない~

報道カメラマン冨田きよむ氏が東日本大震災の被災地に入り、
黄ぐまくんの目線を通して、記録・撮影した現地写真の展示。
冨田さんによるトークを展開します。

【展示】
○日時 1月10日(木)~1月16日(水)10:00~19:00
○場所 1F Wall Gellery
○参加費 無料
○企 画
遠藤雅彦(関西県外避難者の会福島フォーラム代表)
高野正巳(関西県外避難者の会福島フォーラム副代表)
○協力
関西県外避難者の会福島フォーラム
国原加代子(黄ぐまくん制作)

【コモンズフェスタオープニングトーク】
○日時 1月10日(木)15:00~18:30(終了後、交流会を予定)
○場所 2F本堂ホール
○参加費 2000円(交流会費500円を含む)
○ゲスト
冨田きよむ(報道カメラマン)
○申込み オンライン申込み
○定 員 100人
※同時に保育必要の場合は、お申し込みの際に備考欄に名前・年齢をお書きください。

まわしよみ新聞

~新聞メディアの新しい可能性を探る~

既存のマスメディア新聞を再編集して、パブリック・メディアでも
プライベート・メディアでもない「コモンズ・メディア」を作ります。
自分の家、店、社会、街角など、いろんな場で編集長になって
「まわしよみ新聞」を作りましょう。

【展示】
○日時 1月10日(木)~1月24日(木)10:00~19:00
○場所 1F Wall gellery
○参加費 無料
○企 画 むつさとし(まちらぼ代表)

【ワークショップ・トーク】 ※こちらのワークショップ・トークは終了しております。
○日時 1月15日(火)19:00~21:00
○場所 1F研修室B
○参加費 1000+今日の新聞
○ゲスト
杉本恭子(ライター)
むつさとし(「まわしよみ新聞」提唱者兼オーナー・まちらぼ代表)
下之坊修子(映像発信てれれ代表)
○申込み オンライン申込み
○定 員 30名

前谷康太郎展示

「स"सार samsaara(輪廻転生)」

日本各地の春分/夏至/秋分/冬至の日照時間の変化を、
ゆっくりとした明滅として抽象化。通常共時的に「見る」
ことのできない相対的な生のリズムを光によって隠喩し、
墓地の見える應典院の2Fロビーに出現させる。

【展示】
○日時 1月10日(木)~1月24日(木)10:00~19:00
○場所 2F気づきの広場
○参加費 無料

【トーク】 ※こちらのトークは終了しております。
○日時 1月11日(金)19:00~20:00(トーク終了後1時間ほどオープニングレセプションを予定)
○場所 2F気づきの広場
○参加費 無料
○モデレータ
秋田光彦(應典院代表)
○ゲスト
前谷康太郎(ビデオアーティスト)
後々田寿徳(梅香堂主)
○申込み オンライン申込み
○定 員 40人

1.17から3.11へ

~他者を数珠繋ぎながら、思いや祈りや願いの手紙を届ける~

「あのひと」への鎮魂の手紙を「友人の友人」に「直接手渡し」しながら、3月11日まで数珠繋ぎ。手紙はポストに投函して應典院へ。最後に読み上げて供養します。

○日時 1月17日(木)~1月24日(木)10:00~19:00
○場所 1F Wall Gellery
○参加費 無料
○申込み 不要
○企 画 むつさとし(まちらぼ代表)

※詳細は以下チラシをご参照ください。

——-演劇———

彗星マジック12景「アルバート、はなして」

「神にふれたのです。刹那、瞬間、あの時、確かに。」
希望と後悔に苛まれ続けたユダヤ仁理論物理学者と神と、
それを取り巻く人と世界のむこうのはなし。

○日時
1月12日(土)19:30
1月13日(日)14:00/18:00
1月14日(月・祝)14:00
※開場は開演の30分前

○会場 2F本堂ホール
○参加費
前売 2500円 当日2800円 学生1800円(要学生証・前当共)
○申込み 劇団メール suiseimajic@gmail.com
○定員 80人 (未就学児入場不可)

満月動物園 第壱拾夜「ツキシカナイ」

男に生まれた時から死神が取り憑いている。「お前はいつか死ぬ」そりゃそうやけど。「死なない人間はいない」だからってずっとおらんでもええやん?

○日時

1月18日(金)19:30

1 月19日(土)15:00/19:00

1月20日(日)11:00/15:00

※開場は開演の30分前

○会場 2F本堂ホール

○参加費 前売り2500円 当日2800円

※自由席、一部ブロック指定席

○申込み 劇団メール fmz@fmz1999.com

○定 員 80人

※未就学児入場不可

——-ワークショップ——–

葬食

~「盆」とは「皿を分けあう」こと~

「あのひとにお供えしたい」・・・そんな弔いの食事=「葬食」を考えるプロジェクト。みんなで葬食を持ち込んで、語りあい、最後はシェアして食べます。

○日時 1月12日(土)19:00~21:00
○應典院 1F研修室B
○参加費 1000円+葬食
○ゲスト
上田假奈代(NPO法人こえとこころとことばの部屋代表・詩人)
○申込み オンライン申込み
○定 員 40人
○企 画 むつさとし(まちらぼ代表・「葬食」提唱者)

詩の学校

耳をすます。詩の学校でつくる詩は聴くことから始まります。

相手の声を、気持ちを、自分のこころの中の声を、呼吸の音を、

日常をふるわせる空気の音を。

○日時 1月16日(水)19:30~21:30

○場所 1F研修室B

○参加費 1000円

○ゲスト

上田假奈代(NPO法人こえとこころとことばの部屋代表・詩人)

○申込み ココルーム(cocoroom@kanayo-net.com)

○協 力 NPO法人こえとこころとことばの部屋

グリーフタイム

~失った大切な人とあなたのための時間~

失った大切な人やものに思いを向ける時間。それは自分自身に思いを向けること、今あるつながりに思いを馳せること、これからの人生を思考すること。

○日時 1月19日(土)13:30~16:30

○1F研修室B

○参加費 500円

○ゲスト

宮原俊也(ふくしま心のケアセンター・臨床心理士)

佐脇亜衣(帝塚山大学学生相談室・臨床心理士)

○申込み グリーフタイム(grieftime2009@gmail.com)

○定員 12人

Positive Tone

~自分たちだけの、合唱をつくろう~

自分の好きな言葉を持ち寄って、世界で1つだけの自分達による自分達の為だけの合唱を創りませんか?コミュニケーションと創造を再発見するワークショップ。

○日時 1月20日(日)14:00~18:00
○場所 1F研修室B
○参加費 1000円
○持ち物 お気に入りの服、動きやすい服、好きな言葉、カメラ等
○ゲスト
勝山修平(彗星マジック)
成瀬トモヒロ
東陰地正喜
マツダユウイチ(楽団マングース)
○申込み オンライン申込み
○定 員 15人
○企 画 勝山修平(彗星マジック)

——トーク——–

震災をとおし、まちの「医」「飾」「集」を考える

現代のまちの「医」「飾」「集」。自宅で医療や看護を受ける。場を飾る。集まって暮らす。震災から気付いた、いま必要な生活の在り方を探ります。

○日時 1月13日(日)13:00~16:00
○場所 1F研修室B
○参加費 1000円
○ゲスト
長谷川寧子(ピースプラント訪問看護ステーション管理者)
要冷蔵(劇団往来座長)
釜中悠至(NPOいい家塾事務局)
○申込み オンライン申し込み
○定 員 30人
○企 画 釜中悠至(NPOいい家塾事務局)

解剖!台湾雑誌「ビックイシュー」

~あなたの知らない台湾、ここに~

国際問題からアートカルチャーまで、幅広いコンテンツと斬新な表紙デザイン。記事解説、現地編集部とSkype中継、バックナンバー販売も!

○日時 1月14日(月・祝)16:30~18:30
○場所 1F研修室B
○参加費 1000円
○ファシリテータ 山本佳奈子(Offshore)
○ゲスト 松村貴樹(IN/SECTS編集長)
○通 訳 林品佑(RinRin)
○申込み オンライン申込み
○定 員 40人
○企 画 Offshore
○協 力 THE BIG ISSUE TAIWAN 編集部

こどものいえ

~「のいえ・プロジェクト」が創出する子どもたちの未来~

宮城県の震災遺児720人、孤児126人。
そして、全国の6人に1人の子どもが貧困状態にある。
「居場所のない子ども」をどのように育てるかを考えます。

○日時 1月19日(土)13:30~15:30
○場所 パドマ幼稚園会議室(應典院隣り)
○参加費 1000円(保育有 300円:先着10名様)
○ゲスト 山本朝子(NPO法人子ども達の自立を支援するネットワーク代表・Grain CC’Cooking山本朝子料理教室)他
○申込み オンライン申込み
○企画 釜中悠至(NPOいい家塾事務局)
○協力 NPOいい家塾

木曜サロンチルコロRadio Lost Challenge公開収録

シリーズ:震災にゆれる思い「関西生活を生きぬく」

福島を離れ、福島を思う2人。県外避難という一時生活は非日常なのか、あるいは新しい日常なのか・・・。関西に暮らしてきたそれぞれの思いを、ことばに。

○日時 1月17日(木)18:30~20:30

○場所 1F研修室B

○参加費 500円

○ゲスト 遠藤雅彦(関西県外避難者の会福島フォーラム代表)

※チラシにてご案内しておりましたゲストの高野正巳さん(関西県外避難者の会福島フォーラム副代表)が急遽欠席となり、遠藤雅彦さんにご登壇いただくことになりました。ご了承くださいませ。

○聞き手 山口洋典(應典院寺町倶楽部事務局長)

○申込み オンライン申込み

お寺MEETINGvol.5

仏教は経済に何ができるか

~仏陀バンクからコミュニティ経済を考える~

アジアの仏教国で流通する仏陀バンクを事例に、仏教倫理を基軸としたコミュニティ経済や、現代日本における新たな「寺業」「開発」について語る。

○日時 1月23日(水)19:00~21:00(開場18:30)
○場所 1F研修室B
○参加費 500円
○モデレータ 秋田光彦(應典院代表)
○ゲスト上川泰憲(四方僧伽事務局長)
山口洋典(應典院寺町倶楽部事務局長)
○申込み オンライン申込み
○定員 40人
○協力 アーユス関西、四方僧伽
※18時より大阪市立大生による自主企画予定

——ライブ——-

美しいノイズ

~陽だまりに羽虫の音のかすかなり~

身近な家電などで音響オブジェをつくる坂出達典さんと、同じく日用品や空間を素材として音を奏でる梅田哲也さんによる、理科の実験的、美しいノイズの世界。子どもと大人が一緒に楽しめるライブです。

○日時 1月14日(月・祝)13:30~15:45

○会場
パドマ幼稚園講堂(應典院隣り)

○参加費 1,000円(小学生500円 就学前の子ども200円)

○申込み オンライン申込み

○申込み オンライン申込み

——生と死を考える映画WEEK——–

「内部被ばくを生き抜く」

鎌仲ひとみ監督(本編80分)

放射能汚染、被ばく、原発やエネルギー問題を追い続けてきた鎌仲ひとみ監督の最新作。4人の医師の語りで未来世代への医師を紡ぎます、22には監督来場!

【上映】

○日時

1月21日(月)13:30~14:50

1 月22日(火)16:30~17:50/19:30~20:50

※19:30の上映会は「内部被ばくを生き抜く」特典映像の上映に、

鎌仲監督との対話を組み合わせた特別会とさせていただきます。

1月23日(水)16:30~17:50

1月24日(木)10:30~11:50

○場所 2F本堂ホール

○参加費 一般800円 学生500円 会員300円 3本つづり券2000円

○申込み 不要

【トーク】

○日時 1月22日(火)18:00~21:00

※「内部被ばくを生き抜く」特典映像の上映と鎌仲監督との対話

○ゲスト 鎌仲ひとみ(映画監督)

○参加費 ご鑑賞後の半券もしくは未使用の鑑賞券をご提示ください。トークのみのご聴講も、1プログラムと同料金で申し受けます。

○申込み 不要

「極楽寺、燃えた」(本編30分)

「加奈子のこと」(本編33分)

横田丈実監督

妻をなくした77歳の男性の孤独と希望を描く「加奈子のこと」、実在した人物を、人々の証言だけで描くドキュメンタリー「極楽寺、燃えた」の2本上映。

【上映】

○日時

1月21日(月)19:30~21:35

1月22日(火)10:30~11:35

1月23日(水)13:30~14:35

1月24日(木)13:30~14:35

○場所 2F本堂ホール

○参加費 一般800円 学生500円 会員300円 3本つづり券2000円

【横田丈実×秋田光彦クロストーク】

○日時 1月21日(月)20:00~20:45

○ゲスト

横田丈実(映画監督)

秋田光彦(應典院代表)

○申込み 不要

「モバイルハウスのつくりかた」

本田孝義監督(本編98分)

とかく比較される東日本大震災の「前」と「後」。

しかし「前」から暮らしの知恵を紐解く建築家が・・・。

「0円ハウス」の著者・坂口恭平さんに学びます。

○日時

1月21日(月)16:30~18:10

1月22日(火)13:30~15:10

1月23日(水)10:30~12:10/19:00~20:40

1月24日(木)16:30~18:10

○場所 2F本堂ホール

○参加費 一般800円 学生500円 会員300円 3本つづり券2000円

○申込み 不要

——クロージングトーク——-

コモンズフェスタ2013

企画委員によるオープン座談会

企画委員制を導入した今年のコモンズフェスタ。

多様なバックグラウンドをお持ちの企画委員のみなさんと一緒に、

それぞれの催し当日の様子について振り返ります。

○日時 1月24日(木)19:00~21:00

○場所 2F本堂ホール

○参加費 500円

○モデレレータ 山口洋典(應典院寺町倶楽部)

○ゲスト コモンズフェスタ2013企画委員他

開催日

2013年1月10日~1月24日

場所

應典院

料金

それぞれのプログラムで異なります。
上記ご参照ください。

お申し込み

應典院事務局
TEL 06-6771-7641
FAX 06-6770-3147
mail info@outenin.com

お問い合わせ

應典院事務局
TEL 06-6771-7641
FAX 06-6770-3147
mail info@outenin.com