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1/24 コモンズフェスタ2017『鯨について語り、遊ぶ会~ハリハリ鍋を食べながら~』を開催いたしました。

1月24日、「コモンズフェスタ2017」のプログラム『鯨について語り、遊ぶ会~ハリハリ鍋を食べながら~』を開催いたしました。

「チームいきものがかり」による本企画は、“異類”について学び、供養し、食すというもので、コモンズフェスタでは3年連続の開催です。初回は阪神・淡路大震災から20年を記して、地震の象徴ともされてきた「鯰」を扱い、2回目は「亀」、続いて今回は「鯨」についての場を持ちました。

まず観光家の陸奥賢さんから、應典院とコモンズフェスタの沿革を紹介していただいた後に、主旨の説明がありました。お寺という場であるからこそ、私たちが日々忘れてしまう“異類”について考え、供養し、有難く〈いのち〉を頂くことを、重層的に体感することができるのではないかというお話でした。続いて、様々な絵や写真の資料をもとに、鯨の歴史や逸話について紹介し、参加者の中には真剣にメモを取られる方もいらっしゃいました。

それから、全員で1階ロビーの観音菩薩像の前に移動し、應典院主幹の秋田光軌が導師として、鯨の追善供養を行いました。参加者も静かに手を合わせ、お十念を唱えてくださいました。その間、キッチンでは酒井清旭さん(浄土真宗僧侶・NPOそーね)が、鯨の肉をつかってハリハリ鍋を作ってくださり、冷えた体中に温かいお鍋の美味しさが広がりました。

鍋で温まった後は、陸奥さんの開発した遊び「直観讀みブックマーカー」を楽しみました。タイトルに「鯨」の文字の入った本を使い、占いのように「あなたへのアドバイス」と題して、目を閉じたまま本を開き、指さした箇所を読み上げるという遊びでした。参加者全員で鯨について思いを巡らせる2時間は、大盛り上がりの中で幕を閉じました。