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5/18 日本保育学会第67回大会で「子どもとアート」の報告を致しました。

去る5月18日、日本保育学会の実行委員会シンポジウム「子どもを守るアートの試み」で應典院の取り組みについて報告致しました。

昨年、應典院寺町倶楽部は、城南女子短期大学とパドマ幼稚園との連携企画として「キッズ・ミート・アート」を8月30日、31日 に開催。異なる視点から日常を見直し、体験し、表現する機会を「異日常」というキーワードに落とし、子どもとおとなに拓いたこのプログラムの独自な視点を当日の写真をもとに参加者へ伝えました。絵画、造形、身体表現、声明、即興楽団、ジャズやクラッシックコンサート、など、様々な五感を使うプログラムに集った子どもたちの様子は、私たちおとなの想定越でした。子ども向きと敢えて規定しない作家やアーティストの方々との触れ合いから生まれた子どもの表現の力に、おとなも子どもたちも多くに気づいた機会となりました。

また、このプログラムを起点にして、應典院寺町倶楽部のコモンズフェスタ2014のプログラムにも、子どもたちの視点が加わる化学反応が起こり、伝書鳩ワークショップでは思いも掛けない展開となったこと、子ども演劇ワークショップでは、役を演じる子どもたちの普段との変化の様子におとなも子どもたちも様々な気づきが生じたことを振り返りました。

今年のキッズ・ミート・アート2014ではどのような連続的なプログラムとするか、現在思案中であることを伝え、子どもたちの思いや考えから、表現するまでの長い時間を「待つも楽し」とおとなも余裕を持って、見届けることが出来たらと願っていること。また、應典院の本堂ホール前の気づきのひろばからのお墓の広がる風景に、「物や命には限りがあること」を子どもたちが何処かで感じながら、「表現の学び舎」への視点を深めて行きたいと最後に締めくくりました。