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2017/11/13-14 無名劇団「私戯曲 りんごのうた」

<應典院寺町倶楽部共催事業>

今回の公演は「母娘問題」を考察する媒体としての演劇公演である。いまは自宅でも職場でも学校でもなかなか「泣けない」時代。自分の気持ちを出す場がない。そんな感情をお寺の「気づきの広場」という空間で少し開放するきっかけづくりを目指すこと、また、日ごと語ることのできないセンシティブな自身の感情について考察し、この母娘問題を社会的な現象として客観的にとらえる場になればと考えている。

「気づきの広場」とは・・・
浄土宗應典院の2階にある気づきの広場は、親寺である大蓮寺の広大な墓地と生魂神社の石垣と鎮守の森が臨めるガラス張りのスペース。かつて難波の海だった大蓮寺墓地。補陀落渡海信仰の通り、浄土への捨身行が行われる場所でもあった。死者が祀られる墓地と、人々を救う西方におられる本堂の阿弥陀如来の間に我々は立つこととなる。前方に死者が、後方にお浄土が拡がる世界観の中で、我々の生死・死生の「気づき」が深遠に拡がっていく。

墓前で繰り広げる、死ぬまで償い続ける私の「本当」の物語。

ー死んだはずの祖母が、見たことのない笑顔でリンゴをむいている。綺麗な思い出なんかに変えてやるものか。絶対に許すものか。祖母は、私の、トラウマだー

 

 

現代社会に広く見られる一般的病理として「共依存」という言葉が使われる。自分の存在意義を確定されるために、他人からの承認を過剰に求める現象であり、私は典型的なそれである。他人の悪評だけを信じて、私はずっと生きている。育ての親である祖母は、常に私に「完璧」を求めた。人の心は当てにならない。みんないい顔をして陰で笑っている。そう言い聞かされてきた。計れない感情よりも、目に見える評価がほしい。私は何でも一番でなければならない。そうでなければ私の存在価値などない。私は祖母に褒めてほしくて、祖母の理想を追い続けた。そして一度も祖母を笑顔にできない、役立たずな自分を毎日毎日恨み続けた。運動会でこけてごめんなさい。数学だけ100点を取れなくてごめんなさい。風邪をひいてごめんなさい。恋をしてごめんなさい。あの子みたいになれなくてごめんなさい。「生まれてきて、ごめんなさい。」

演出 島原夏美

開催日

2017年
11月13日(月)19:00
11月14日(火)19:00

受付開始は開演の45分前、開場は30分前。

みずしまみほこ

演出

島原夏海

出演

島原夏海
柊美月
中谷有希
東田萌希
泉侃生
東田一将
木本牙狼

谷美幸(覇王樹座)
雛野あき(同志社小劇場)

ゲスト

一ノ瀬かおる(少女漫画家/NPOそーね)

場所

シアトリカル應典院 気づきの広場

料金

一般      前売 2,000円/当日 2,200円
寺町倶楽部会員 前売 1,500円/当日 1,800円
学生      前売 1,500円/当日 1,800円

お申し込み

【CoRichチケット】
http://ticket.corich.jp/apply/86081/

お問い合わせ

mail:info@mumeigekidan.net
電話:06-6857-1362(制作:山本)