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【2020年6月1日~】應典院一般利用終了のお知らせ

應典院一般利用終了のお知らせ

 いつも應典院をご利用いただき、誠にありがとうございます。

 さて、過日ご連絡の通り本堂内空調設備の調査のため、その一般利用停止をお伝えしておりましたが、この間内部でも専門家との検討に併せて、今後のお寺としての場の活用について再検討してまいりました。

 その結果、まことに突然ではありますが来年2020年6月1日より、應典院の一般利用を終了することといたしましたので、ここに謹んでお知らせ申し上げます。

 当山は、97年の再建以来「劇場型寺院」「市民ネットワーク型寺院」として、22年の長きにわたって多くの皆様方に親しまれてきました。とりわけ一般的な宗教施設でもなく、また文化施設でもない新しい時代のお寺として社会に開く、という試みは、これまで本堂を利用してくださった多くの表現者や活動者の方々により、様々な文化や表現の「交差点」として親しまれ、また新たな気づきや他者との交流を育んでまいりました。

 しかしながら、再建から22年を経て施設の老朽化、経年劣化は著しく、空調をはじめとした大規模な設備改修は費用面から大変厳しい局面となっております。まことに残念ではありますが、22年に及んだ一般利用をここに終了する判断に至りました。これまでこのお寺を愛し、親しんでくださった皆様には申し訳なくもありますが、ここに改めて心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。(なお、すでに予定をされておりました従前のプログラム等に関しての利用は、2020年12月まで継続するものもあります)

 すでに一部は先行しておりますが、来年度より應典院寺務局を改組し、今後は親寺である大蓮寺と連携を深めた「お寺の終活事業」に取り組んでまいります。その一環として、終活や宗教に関わる催しは当山および大蓮寺の主催事業として、今後も應典院にて開催いたします。今後とも、「開かれたお寺」の第2章にご期待いただければ、ありがたく存じます。

 以上、甚だ簡単ながら、一般利用終了のお知らせといたします。

 長い間、本当にありがとうございました。

南無阿弥陀仏

住職 秋田光彦

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秋田光彦
(浄土宗大蓮寺・應典院住職)