「尼さんに聴く」 第1回 いつのまにかそばに在った仏さま/ 篠原多佳(浄土宗良運院 副住職)
なぜ尼さんなのか
さまざまな宗教や宗派、地域性など長い歴史とともに息づいてきた「尼さん」。その生き方を知ることで、現代社会の課題に目を向けると同時に、生活のなかに潜在する宗教性とはなにかを考えることができるのではないでしょうか。また、年齢とともに変容する身体や心と向き合いながら生きている女性だからこそ、自己の感覚の大切さや、他者への共感力、大いなる存在とともに在る姿を教えてくれるかもしれません。多様な生き方が可能な現代だからこそ「尼さん」のお話をお聴きしてみます。
*尼とは主に女性仏教者である尼僧のことを指しますが、この企画においては女性信者のことを親しんで「尼さん」と呼んでいます。
チラシ画像(クリックして表示)
場所/ 大蓮寺客殿
参加費/500円 (ともいきの会員は無料)
定員/15名 多い場合は抽選
申込み/オンラインフォーム ★要予約★
https://forms.gle/bi1DYyxmvYbhsV5k6
第1回「いつのまにかそばに在った仏さま」2022年10月18日(火)14時~15時30分 お申込みはお電話で
篠原 多佳(しのはら たか)
昭和50年生まれ。神戸大学国際文化学部卒業、修士課程修了。在学中、浄土宗の僧侶養成課程「少僧都養成講座」を経て、平成12年総本山知恩院伝宗伝戒道場満行。平成13年より良運院副住職。一般企業にSEとして勤務後、平成16年~21年総本山知恩院に奉職。平成18年結婚し、同22年息子を出産。令和2年総本山知恩院布教師を拝命。僧侶かつ一家庭人として、お念仏の日暮らしを皆様にお勧めできるよう、現在も勉強中。
第2回「描くことで伝える仏教」2022年12月20日(火)14時~15時30分
中田 文花(なかた もんか)
僧侶(華厳宗)、日本画家、造形作家、歌人、女人舞楽原笙会会員。作品を通して仏教文化を伝える活動をしている。大学では国文科専攻、卒業後日本美術院(院展)の研究会で日本画を学ぶ。奈良のお寺が大好きで何の迷いもなくご縁のあった東大寺で得度。薬師寺、知恩院、四天王寺の寺誌での連載の他、仏教書の挿絵、寺院ポスター、授与品のデザインなど多数。著書に『知恩院祈りの美』創教出版。芸能芸術一家で夫と息子は能楽師である。
第3回「ただわたしとして生きる」2023年2月21日(火)14時~15時30分
唐渓 悦子(からたに えつこ)
平成4年生まれ。島根県美郷町出身、兵庫県神戸市在住の2拠点暮らし。お寺のひとり娘として生まれ、高校時代に僧籍を取得(お坊さんになること)するも僧侶としての生き方に悩み、大学卒業後はお寺に戻らず印刷会社のメディア事業部に就職。現在はお坊さんとしてラジオなどの出演・執筆などを行いつつも、会社に所属し企画・デザインディレクションなどを行う。目の前の人の生きるを応援することが生きがい。趣味は雑誌づくり。
第4回「神様の御手の中で私らしく生きる」2023年4月18日(火)14時~15時30分
笹子 真由子(ささこ まゆこ)
看護師として国立がんセンター(現:国立がん研究センター)中央病院に10年間勤務し、副師長まで務める。2015年御影神愛キリスト教会で洗礼、2016年より医師である夫と共に、がん患者と家族・遺族の集いの場(メディカルカフェ・こころのともしび)を教会で開催。2020年以降上智大学グリーフケア研究所で学ぶ。臨床傾聴士。好きなことは散歩とおしゃべり。アイスクリームとワインが好きな夫、ギターとバスケットが好きな息子の3人家族。
聴き手
沖田 都光(おきた とこう)
福岡県北九州市生まれ。学生時代から演劇をつづけ、30歳にして大阪へ。アートNPOやグループホームのスタッフを経て、應典院職員となり6年目。「おてらの終活プロジェクト」や大蓮寺での弔いの場をご一緒するうちに発心。昨年、得度し僧侶見習い中。上智大学グリーフケア研究所認定臨床傾聴士。1児の母。
助成/浄土宗ともいき財団