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【毎月第1木曜】Radio Lost Challenge公開収録(應典院木曜サロン「circolo〜チルコロ」)

2006年12月12日から2010年3月31日まで、應典院寺町倶楽部が大阪市ゆとりとみどり振興局の「現代芸術創造事業」として財団法人大阪城ホールから受託して展開していた「築港ARCプロジェクト」。地下鉄大阪港駅から西へ徒歩5分ほどの「piaNPO」の308号室に拠点を構えていました。そこでは多彩な取り組みがなされてきましたが、その中の一つに「ARCトークコンピレーション」というトークイベントがありました。そこでは、大阪市内中心部からは少し離れた立地であることを鑑み、「その場で行われるトーク」を後日、インターネットラジオの形式(Podcast)で配信する「ARC Audio」というプログラムのコンテンツとして収録する機会ともなっていました。

2010年度より「毎週木曜日は必ず何かがある」として展開してきた應典院寺子屋サロン「circolo〜チルコロ」。2011年度は第1週の木曜日を、ARCトークコンピレーションとARC Audioの形態を借りて、インターネットラジオの公開収録の場として開くことにいたします。

2011年度の統一テーマは「Lost Challenge」。日々の暮らしの中で私たちは何かを得て、しかし何かを失っています。仲間、時間、空間、お金、情報、そして知恵、文化…。転じて、私たちはそうした喪失のなかから何を得て、どのような挑戦へと新たな歩みを進めていくのか。そうした願いを「Lost Challenge」の名前に込めました。

以下にラインアップを示します。

順次、過去の開催分をPodcastにて配信して参りますので、どうぞお楽しみください。

應典院寺町倶楽部が送るインターネットラジオ

《2011年のラインナップ》

2011年4月 アサダワタルさん(事編〜KOTOAMI〜)

「ARCトークコンピレーションとARCオーディオの資産」

1979年大阪生まれ。「日常再編集」を徹底したスローガンに、実社会に根ざしたプロジェクト型の表現、ならびに映像、音楽、テキスト、インターネットなど様々なメディアを用いたパフォーマンスを主体に津々浦々で活動。2002年〜2009年まで「大和川レコード」名義で活動、2010年にソーシャルクリエイティブユニット「事編(kotoami)」立ち上げる。

2011年5月 山納洋さん(大阪ガス)

「場の創造と継承〜扇町ミュージアムスクエアからコモンカフェ、そしてその先へ」

1993年大阪ガス(株)に入社。神戸アートビレッジセンター、扇町ミュージアムスクエア、扇町インキュベーションプラザ、(財)大阪21世紀協会での企画・プロデュース業務を歴任。2010年より大阪ガス(株)近畿圏部において地域活性化、文化支援事業に関わる。一方でカフェ空間のシェア活動「common cafe」「六甲山カフェ」、トークサロン企画「御堂筋Talkin’ About」などをプロデュースしている。

2011年6月 尾角光美さん(Live On)

「家族のあいだ〜亡くなった母の好きだった花の名前を、父に問いかけてみた〜」

2002年 都立国際高等学校卒業。2003年3月、母を自殺で亡くす。4月同志社大学に入学。 2004年から「あしなが活動」を通じて病気、自殺、戦争、テロ、津波などで親を亡くした国内外の遺児に物心両面のグリーフサポートを行う。2006年「自殺対策基本法」成立以来、自殺対策関連の講演を行う。 2008年京都JC主催「第五回京都学生人間力大賞」で「京都市長賞」受賞。2009年任意団体Live on立ち上げ、いつ、どこで、どのような形で大切な人を亡くしても、その人が必要とするサポートのある社会創りを目指して活動している。学校での「いのちの教育」、僧侶らを対象とした研修やワークショップなども行っている。

編著書『102年目の母の日〜亡き母へのメッセージ〜』(長崎出版)。

2011年7月 宗田勝也さん(京都三条ラジオカフェ)

「難民情報をラジオで」

1966年京都市生まれ。2008年3月、同志社大学大学院総合政策科学研究科ヒューマン・セキュリティ研究コース博士前期課程修了。建設業界新聞社の記者や吉本新喜劇の劇団員等の活動を経て、2004年2月より、京都三条ラジオカフェ(FM79.7MHz)にて、「難民問題を天気予報のように」をコンセプトにした日本初の難民問題専門情報番組「難民ナウ!」を制作。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)と国内外で難民支援を行うNGOで構成するJ-FUN(Japan Forum for UNHCR and NGOs)の広報ワーキンググループメンバーとして活動するほか、市民メディアの可能性について制作者の視点から講演活動を行っている。現在、同志社大学大学院総合政策科学研究科ソーシャル・イノベーション研究コース博士後期課程在籍中。

2011年8月 今中博之さん(アトリエインカーブ)

「観点変更への魔球」

1963年京都市生まれ。1963年生まれ。先天性両下肢障害による歩行困難。乃村工藝社デザイン部入社。イマナカデザイン一級建築士及び社会福祉法人素王会アトリエインカーブ設立、現在に至る。空間デザイナーとして、企業ミュージアム・福祉施設・ショップ・博覧会を中心に活動中。手がけたプロジェクトには『TOTO茅ヶ崎R&Dセンター』『大和ハウス総合技術研究所』『穴吹住環境研究所アメニティデザインラボ』『尼崎市立すこやかプラザすこやか住まい体験館』『社会福祉法人素王会アトリエインカーブ』『社会福祉法人白鳩会白鳩保育園』他、多数。著書に『観点変更〜なぜ、アトリエインカーブは生まれたか』(2009年、創元社)、『アトリエインカーブ〜現代アートの魔球』(2010年、創元社)など。

2011年9月 ののあざみさん(元・劇団Ugly Duckling)

「舞台を降りない女達」

1994年夏、大阪信愛女学院高校演劇部OG の池田 祐佳理、樋口 美友喜、前川 恵利子により発足し、翌95年3月に梅田スペース・ゼロにて旗揚げ。その後、98年4月の第7回公演まで全て同じスペース・ゼロにて公演し、アンデルセン童話「みにくいアヒルの子」に由来する劇団名のとおり、大人の寓話ともいうべき雰囲気を備え、作品世界を切り開く。主宰・池田の大学卒業とともに、関西大学学園座・学窓座出身者、ビジュアルアーツ専門学校出身のスタッフチーム、信愛高校演劇部の後輩等を正式の構成員として加え、98年6月に再結成。第8回公演からはスペースゼロを飛び出し、市内の小劇場で公演を重ねる。99年に「OMSアクトトライアル」、2001年には「第1回女性劇作家・演出家フェス〜姫ごと〜」(HEPホール)に参加、2002年10月にAI・HALL公演、11月には東京国際芸術祭リージョナルシアター・シリーズに参加、劇団として初めての東京公演が実現、そして2003年には「OMSクロージングイベントシリーズ」に本公演で参加するなど、現在関西若手劇団の中でも実力派劇団として成長しつつある。2011年3月31日をもって解散、15年の幕を閉じる。

2011年10月 宮原俊也さん(グリーフタイム主宰)

「グリーフのための時」

1983年生まれ。大阪府下の教育関係機関で相談員として勤める。臨床心理士。大学院の頃よりグリーフに関心を持ち、2009年9月、應典院にて毎月第4土曜日の午後に開催する「グリーフタイム」を主宰する。好きな野菜はブロッコリー。

2011年11月 高松平藏さん(ジャーナリスト)

「背景・日本へ」

1969 年生まれ、奈良県出身。ドイツの地方都市エアランゲン市(バイエルン州) 在住。 1996 年創業の京都経済新聞社の立ち上げに参画。1998 年からエアラン ゲン市での取材を開始する。 取材分野は環境問題、IT、文化・芸術、経済な ど多岐にわたるが、いずれもエアランゲンおよび周辺地域で取材。 日独の生活 習慣や社会システムの比較をベースに地域社会のビジョンをさぐるような視点 で執筆している。

2011年12月 六波羅雅一さん(六波羅真建築研究室代表)

「住民に託すこと」

1961年大阪市生まれ。1982年大阪デサイナー学院建築デザイン科卒業。1982年松野八郎綜合建築設計事務所入社。1988年六波羅真建築 研究室開設。2001年空堀商店街界隈長屋再生プロジェクト(からほり倶楽部)発足、代表理事。「大阪市HOPEゾーン計画」・「大阪市マイルド HOPEゾーン」協議会理事など歴任。第8回「なにわ大賞」・第16回「緑のデザイン賞」・「都市みらい推進機構理事長賞」等を受賞。昔ながらの 日本文化や歴史と現代建築の融合に取り組み、空堀商店街界隈の長屋や路地の活用を模索する中、2001年4月に「からほり倶楽部」を設立。 空堀界隈でアートを媒介に長屋や路地の魅力を感じてもらう「からほり・まちアート」を開催。古い建物の保存、そして複合商業施設として再生 された「萌」「練」「惣」を企画・運営、空堀の文化や歴史を伝えるための直木三十五記念館の創設等を手掛ける。その様々な手法は空堀だけ でなく他地域にも及ぶ。

2012年11月 秋田光彦さん(浄土宗大蓮寺・應典院住職)

「お寺とグリーフ」

浄土宗大蓮寺住職、應典院代表。1955年大阪市生まれ。明治大学文学部演劇学科卒業後、東京の情報誌「ぴあ」に入社し、主に映画祭の企画・宣伝を担当。退社後、映画制作会社を設立、プロデューサー兼脚本家として「狂い咲きサンダーロード」「アイコ16歳」などを発表、1997年に劇場型寺院應典院を再建。以後10数年間にわたって、市民、コミュニティ、地域資源のあり方を具体的に提案し、実践しし、市民活動や若者の芸術活動を支援してきた。また、人生の末期を支援するエンディングサポートをNPOと協働して取り組むなど、劇場寺院應典院を拠点として、仏教、アート、まちづくり、コミュニティケアなど、「協働」と「対話」の新しい地域教育にかかわる。2009年度からパドマ幼稚園園長に就任。相愛大学人文学部客員教授として「人間共生」を指導する他、上町台地からまちを考える会代表理事、総合幼児教育研究会代表理事、上町台地マイルドHOPEゾーン協議会理事、アートミーツケア学会理事、NPO法人コミュニティシネマ大阪理事など活動範囲は幅広い。「地域を活かす つながりのデザイン」(創元社)「日本人と死の準備」(角川SSC選書)「CAFE:創造都市・大阪への序曲」(法律文化社)「生命と自己」(慶應義塾大学出版会)などを分担執筆、著書に「葬式をしない寺-大阪・應典院の挑戦」(新潮新書)。近著に釈徹宗氏との共著で「仏教シネマ〜お坊さんが読み説く映画の中の生老病死」(サンガ)。

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【助成】公益財団法人JR西日本あんしん社会財団