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【開催延期】2020/3/12-18 大塚久美子個展「いつもそこに桜の木があった 私の中の命のかたち 3」

新型コロナウイルスに関する現状をふまえ、大塚久美子個展「いつもそこに桜の木があった 私の中の命のかたち 3」開催延期となりました。延期後の開催日程はただいま検討中です。確定でき次第ご案内してまいりますので、何卒ご理解のほど、宜しくお願い申し上げます。

〈浄土宗應典院主催事業〉

日時 3月12日(木)~18日(水)11:00~19:00(初日は17:00~、最終日は16:00まで)
※3月14日(土)17:00~からお餅と飲み物で懇談会を開催します。

会場 應典院本堂

主催:浄土宗應典院
協力:韓国餅専門店 もちのかねむら
翻訳:榎本瑞希
照明:ホシノ貴江
装置:池田敬太

 

この度の展示は、私の應典院での3度目の展示になります。

私は暮らしの足元にある切り株を通して「命のかたち」を表現しています。

今回は桜の切り株と向かい合いました。

ある日、いつも見慣れている風景がどこか違うことに気づきました。毎日行き交っている道路も、道路脇の家並みも変わらずそのままなのに、目の前の風景の何かが違うのです。

あれ、どうしたのだろうと歩くリズムを変えてみたところ、桜の木が切られていることに気がつきました。春が来れば必ず花をつけていたサクラ。桜の花の下を歩きながら過ぎた時を思い出し考え、これから新しく始まる暮らしや時間に思いを馳せていました。

時が経つにしたがい私は、桜の木が消えてしまった風景に、いつの間にか慣れてしまいました。今回、描いた3本の桜は生えていた場所も切られた時期も違いますが、私の中にある記憶の風景を留めるために、絵筆をとりました。

今回も過去2度の展示と同じように作品を本堂の床に置いて展示いたします。

 

〇大塚久美子プロフィール(1979年 東京生まれ)

2002    玉川大学文学部芸術学科卒業
2004-2005 ドイツ・ベルリンのゲーテインスティテュートでドイツ語を学ぶ
2005-2006 ベルリン芸術大学(UdK)で聴講生として細密画を、Hamra Abbas のもとで学ぶ
2009-    写真家・橋口譲二のもとで表現を学ぶとともに、ヨーロッパの写真家と作品を日本に紹介する仕事に携わる

以下、出版媒体に4名の作家を紹介しました。
◯Fritz Fabert(ドイツ) 『世界』(No.791)2009年3月号(岩波書店) 8ページ、写真8点
◯Anne Schwalbe(ドイツ) 『世界』(No.801)2010年2月号(岩波書店) 8ページ、写真8点
◯Pettendi Szabo Peter(ハンガリー)『世界』(No.835)2012年10月号(岩波書店) 8ページ、写真8点
◯Ewa Wolanska(ポーランド) 『世界』(No.854)2014年3月号(岩波書店) 8ページ、写真8点

<個展>
2017 「私の中の命のかたち」 浄土宗 應典院 本堂
2018 「私の中の命のかたち2」 浄土宗 應典院 本堂