2020/12/22 おてら終活カフェ🍵『別時念仏会&ふんわり忘年会』を開催いたしました。
去る12月22日に「おてら終活カフェ🍵特別編 別時念仏会&ふんわり忘年会」を大蓮寺本堂にて開催いたしました。副住職の導師のもと、日常勤行ののち30分ほどのお念仏をいたしました。
13名のご参加者と、取材に来てくださった新聞社の方、職員もともに真摯にお念仏を唱え、木魚を打つという印象的な時間となりました。
副住職の法話のなかでは、
「コロナによって、私たちは“諸行無常”を改めて思い知らされたのではないでしょうか。“いまを生きるということ、いのちの尊さ”をもう一度、心に刻んでいかなければいけません。仏教では“死”を終わりとは考えていません。“成仏”“往生”と申しますように、“仏に成る”“お浄土へ往って新たに生まれる”と考えます。“死”が新たな生への入り口であるからこそ、 “いまの生” に責任や使命をもつことができます。“死”を怖いから避ける、忌み嫌うということではなく、“死”から “いまの生”を捉えなおしていくことが大切ではないでしょうか。」
というお話もありました。
休憩をはさんで、別時念仏会のご感想や今年振り返ってのお話、来年に向けての抱負などを語り合いました。
別時念仏会については、
「自分の頭を打っているような感じがして、だんだん無心になっていく自分に気づいた」
「みんなのリズムがきれいに重なり合う瞬間が気持ちよかった。ずっと唱えるのも、打ち続けるのもなかなかしんどいが、苦ではなかった」
「また来年もやりたい」
などのご感想がありました。
ご自身の想いを語ってくださったなかには、
「大変な年で、心配もいっぱいあったけれど、新しいチャレンジや発見があって、充実した一年でした」
「大蓮寺や應典院に来ることが、自分の心をスキッとさせてくれる、いいサイクルになっていて有難い」
というお言葉もいただくことができました。
専門のお仕事を持たれていらっしゃる方からは、仕事の向かう姿勢や信念も聞かせていただきました。
途中、お寺の都合で駆け足になるときもありましたが、みなさんお一人おひとりのお声を聞かせていただくことができました。
何よりも「良いお年を・・」と、互いに心からの労いを伝え合えた喜びが大きかったように思います。
一年を締めくくるに相応しい、今年最後の「おてら終活カフェ」となりました。
有難うございました。来年も続いていきますので、ぜひご関心をお寄せください。