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2024/11/17コミュニティシネマ Vol.24 横田丈実監督映画「肩を寄せあって」 上映会&トークショー

應典院のコミュニティシネマ 第24弾!映画上映会&トークショーを行います。

コミュニティシネマとは、多様なコミュニティに対して多様な上映機会の提供や、メディアリテラシーの向上を目的とした映画の上映会です。應典院でも、上映後に監督や研究者らによるトークショーやシンポジウム等を開催し、観客に映画や映像への深い理解と、広く社会との関わりに目を向ける取り組みを2005年から2019年まにわたり行い、合計23作品の上映を行ってきました。

2024年の應典院再開にあたり、コミュニティシネマも復活します。今までのコミュニティシネマよりも、鑑賞者の方たちが参加型で感想を述べたりする、小さなワークショップ形式での対話を行います。第1弾は、横田丈実監督映画「肩を寄せあって」の上映をします。今までにも何度も應典院での上映をされている横田丈実監督の作品ですが、今作は東京ドキュメンタリー映画祭2023 短編部門コンペティション 準グランプリを獲得された作品です。

お寺の隣にテントが建てられ、まちに暮らす人々が映画を見るために集うーこの作品の舞台はお寺と劇場を兼ねる本堂を持つ應典院と通じるものがあります。劇中で語られる暮らしの営みから、お寺が葬式仏教だけでなく、自分が他者や社会によって生かされていると気付く広場としての役割を担っていることや、コミュニティの在り方についても多くの発見があるでしょう。是非ご来場ください!

 

「肩を寄せあって」について

ともに生きて、ともに亡くなってゆく。
肩を寄せあって
暮らす人たちを見つめた
​お坊さん監督による
静かなドキュメンタリー。

奈良県斑鳩町。いかるがの里と呼ばれる日本のふるさと。横田監督はこの町で生まれ、この町で育ち、この町で映画を撮り続けてきました。横田監督の日々の暮らしは衣姿で檀家さんを訪ねること。そうなんです、監督の本職は「お坊さん」なんです。近年は遺影写真やグリーフケアなどお坊さん監督ならではの題材が増えてきました。『肩を寄せあって』は17本目の作品、その集大成となります。

作品の起こりは1999年の早春。お寺のとなりに丸太が組まれテントが建てられました。何だかサーカス小屋のような不思議な雰囲気。そこで映画上映会が催されました。観客はお寺の周りに住む男女。平均年齢70歳そこそこ。田んぼ仕事に旅行にと仲よき20人でした。

2019年。上映会から20年が経ちました。あの時テントに集まった人たちがどうされているのか?横田監督は撮影隊とともに訪ね歩くことにしました。すでに亡くなられた人、まだお元気な人。大切な思い出が交錯します。横田監督のお父さんもテントに集ったひとり。昭和6年生まれ。戦後を逞しく生きた人生。しかし撮影時は肺を患って入院中。最期のときを迎えようとしていました。

小さな町で肩を寄せあって暮らす人たち。ともに生きて、ともに亡くなってゆく人たち。そんな「生死の物語」は観る者に不思議な安らぎを与えてくれます。まさしくお坊さん監督ならではの映画の誕生です。

(「肩を寄せあって」公式WEBサイトより)

上映会&トークショー詳細

上演作品

東京ドキュメンタリー映画祭2023 短編部門コンペティション 準グランプリ受賞
横田丈実監督映画「肩を寄せあって」
https://www.katawoyoseatte.com/

日時

2024年11月17日(日)13:00~14:30
(上映時間約52分、トークショー約30分を予定)

トークショーゲスト

横田丈実(「肩を寄せあって」監督)、齋藤佳津子(應典院主査)
参加者からの質疑応答時間も設けます。

会場

浄土宗應典院 本堂ホール
大阪市天王寺区下寺町1-1-27

料金

事前申込 800円
当日受付 1,000円

お申込み・お問い合わせ

申込フォーム
https://forms.gle/NxuPMtibNzCeztme6
TEL:06-6771-7641
FAX:06-6770-3147
E-mail:info@outenin.com

人物(五十音順)

齋藤佳津子
(應典院主査・学校法人蓮光学園 パドマ幼稚園・事業センター 主査)
横田丈実
(大和川慕情・映画監督)