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2025/7/12 【ワークショップ】モノとあなたのさよならの仕方 ーー “捨てる”から “別れる”へ

ふと気がつくと、手放せないままずっと家に置いてあるもの。
長年そばにいたけれど、いまは役目を終えたもの。
それらとの「さよなら」を、あなたはどんなふうに迎えていますか?

日々、モノを簡単に手に入れ、簡単に手放せる時代。
でも、モノとあなたとの間に築かれてきた関係性を思い出すと、そのモノとの別れは
画一的な「捨てる」という手段だけでほどけるものではないのかもしれません。

このワークショップは、あなたとモノとの関係性を見直し、新しい別れ方を発明・実践する場です。

もう使わないんだけど手放しきれないものがある
捨てようと思っているんだけどなぜか踏ん切りがつかずに家に眠っているものがある
単に捨てるのではない別の方法で踏ん切りをつけたいものがある

などなど

思い当たるものがある方はぜひこの場をきっかけにそのモノとの新しい別れ方を考えてみましょう。

⭐️ワークショップご参加にあたっては、「手放そうと思っているモノ」「もう捨てようと思っているモノ」を1つ持ってきていただきます。
持参できるサイズのものを持ち寄ってください。

こんな方におすすめです!

・捨てられずにためこんでいるモノがあって、捨てたいと思っている
・愛着のあるモノとの別れ方に迷っている
・モノと人との関係性や循環のあり方を問い直してみたい
・現代のモノ供養や儀式、ケアのかたちに関心がある
・ケアと想像力を活かしたワークに参加してみたい

プログラム(予定)

・あなたの持ってきたモノとあなたの関係性を紐解いてみよう
・関係性を断ち切る儀式をしてみよう
・モノの来世の可能性を考えてみよう
・別れ方(来世への送り方)を考え、実践

開催概要

日時

2025年7月12日(土) 14:00〜16:30

場所
應典院

定員
15名

参加費

無料

チケットのお申込について
以下、Peatixよりお申込みください。

 

 

 

 

ご参加にあたっての注意事項

・本ワークショップの記録や写真は11月に開催予定のリサーチプロジェクトの展示会にて発表予定のため、ワークショップ中の写真撮影など記録を撮らせていただくことをご了承下さい。

持ち物

手放したいモノ 1点

例:もう着ないんだけどデザインは気に入っていて捨てるに忍びない衣服
長年使ってきてなじみがあるボロボロになってきたペンケース
昔の恋人からもらったプレゼント

※持ち寄れるサイズのものにしてください。
※たとえば「資格証明書」や「卒業証書」など個人の個人情報にあたるものやスキルや資格を示すものは避けてください。

主催

大阪の都市寺院・應典院と一般社団法人Deep Care Labは「あそびの精舎」構想を立ち上げ、仏教・アート・ケア・教育など多様な視点と活動から、あそびを通じて、いのち・生き方・暮らしを分かちあう「ライフコモンズ」を都市に育むことを目指し協業を行なっています。
https://asobi.outenin.com/

あそびの精舎

「あそびの精舎」は應典院が一般社団法人Deep Care Labと協働で立ち上げた拠点づくり構想です。子どもからお年寄り、祖先や未来の世代が集い、ともに「あそぶ」ことで、いのちのつながりに気づき、今の生き方を見つめ、生まれ死ぬまでの、暮らしをともに支えていく。その3つのLifeをふまえた「ライフコモンズ」の拠点へ。仏教思想をベースとして、日常の居場所から、ケアと教育、子どもと家族、老いや死生観といったテーマでのマルチセクター協働につながるリビングラボへの展開をめざしています。
https://asobi.outenin.com/

主催:應典院

浄土宗應典院は、大蓮寺三世誓誉在慶の隠棲所として1614年に創建された大蓮寺の塔頭寺院。1997年に再建される際、かつてお寺が持っていた地域の教育文化の振興に関する活動に特化した寺院として計画され、〈気づき、学び、遊び〉をコンセプトとした地域ネットワーク型寺院として生まれ変わりました。2024年4月より、「あそびの精舎」構想を掲げ、再始動します。
https://www.outenin.com/

企画運営:一般社団法人Deep Care Lab

祖先、未来世代、生き物や神仏といったいのちの網の目への想像力と、ほつれを修復する創造的なケアにまつわる探求と実践を重ねるリサーチ・スタジオです。人類学、未来学、仏教、デザインをはじめとする横断的視点を活かし、自治体や企業、アーティストや研究者との協働を通じて、想像力とケアの営みが育まれる新たなインフラを形成します。https://deepcarelab.org/

背景

本年度は「もの・生き物・家族をめぐる弔い」の観点から、社会との接続を目指すリサーチプロジェクトを実施し、変化する現代社会における「弔い」の多様な形や意味を理解し、より豊かな社会的対話を生み出すことを目指しています。

「生と死」は誰にとっても避けられないテーマであり、社会全体の未来を見通すレンズにもなります。AI/VRの発展、多死社会、気候変動や災害、生物多様性の危機—こうした変化のなかで、私たちは「生と死」にどのように向きあえばよいかを模索します。

今回のワークショップは、その中でも「モノの弔い」に焦点を当てたリサーチの一環で実施するものです。

お問い合わせ

あそびの精舎|應典院:asobi.outenin@deepcarelab.org