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【展示】震災からの定点観測展~大仁節子さんの視点に今を重ねる写真展~

阪神・淡路大震災20年

【展示】
震災からの定点観測展
~大仁節子さんの視点に今を重ねる写真展~

2013年12月、
神戸の人と防災未来センターで、
同センターで語り部ボランティアを担った
故・大仁節子さんがまちを記録した
写真展が開催されました。

その際、震災19年のまちを大学生らが撮影。
時間の経過に思いを馳せる
パネル展を開催します。

日時:12/13(土)~12/25(木)
会場:気づきの広場
料金:無料
企画:應典院寺町倶楽部
協力:人と防災未来センター
立命館大学減災×学びプロジェクト

◎定点観測メンバーによるワークショップ
12/21(日)14:00~
*会期中、皆様が写した
神戸の写真を募集致します。

申込:「コモンズフェスタ2015」特設ページ

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「写真を通じた<あの日の神戸>への時間旅行」

2009年、神戸の自費出版専門店、友月書房から『翔け神戸』という名の本が世に出ました。出版したのは当時85歳の大仁節子さんでした。神戸市東灘区の森南町に長らく住んでこられた大仁さんは、阪神・淡路大震災でご自宅が全壊されました。大仁さんは思い出のつまった風景が一変したまちを、「瓦礫を処理してしまったら、その懐かしい家や、街並みが消えてしまう」(『翔け神戸』「あとがき」より)との思いから記録することを思い立ちました。時は流れて1997年2月、大仁さんは発災直後に撮影した場所を再訪し、復旧から復興への変化がわかるよう「定点撮影」を始めました。
さらに時は流れて2013年、神戸市灘区の人と防災未来センターの資料室に勤務していた高森順子さんが、『翔け神戸』の存在に着目しました。震災から20年という区切りのよい年には多くの取り組みがなされると思われるものの、災害の悲しみや災害からの語り継ぎは、区切りの良し悪しとは関係なく行われてよいだろう、そうした思いを抱いたためです。そこで、高森さんは、毎年、人と防災未来センターの資料室を学びの場として活用してきた立命館大学の減災×学びプロジェクトの担当教員に「定点記録の活動の再開」を提案しました。そして、2014年夏から、立命館大学の学生たちが神戸を訪れ、1995年と、1997年から2000年に撮影された写真と比較できる、神戸の今を記録し続けることになりました。
2013年12月には人と防災未来センターで、その後2014年2月からは仙台のせんだいメディアテークにて、大仁さんの写真と現在の神戸とを比較するパネル展が開催されました。このたび、2014年12月には大阪で初、また公共系の施設以外では初(もちろん、お寺でも初)のパネル展が、應典院2階の墓地を見わたす「気づきの広場」にて開催されることになりました。開催とあわせて、2014年度に新たな撮影された地点の写真の紹介と、活動の仕掛け人である高森順子さん及び撮影に参加した立命館大学生らを招き、震災から20年の神戸について思いを馳せるワークショップを開催します。大仁さんが遺した123セット(246枚)を掲載した記録を手がかりに、大規模災害による喪失体験を追体験する機会とし、多くの「いのち」に向き合っていただければと願っています。
なお、今回、あなたの写した「あの日の神戸」の写真を募集することにいたしました。それは立命館大学減災×学びプロジェクトのメンバーを中心に、今後も定点観測活動は継続されていくためです。これまでは大仁さんが写された神戸のその後を追って参りましたが、今回の展示を契機として、皆さんが写された神戸の風景の「その後」を追いかけていく計画を立てています。つきましては、1995年前後の神戸の写真をお持ちの方は、適切に使用させていただくためにも所定の用紙にご記入をお願いしたく、まずは應典院事務局までお問い合せ願います。

開催日

2014/12/13~2014/12/25

場所

應典院/気づきの広場

料金

無料

お申し込み

「コモンズフェスタ2015」特設ページ
http://bit.ly/cf2015teitenkansoku

お問い合わせ

應典院寺町倶楽部事務局
06-6771-7641
info@outenin.com