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10/3「まわしよみ・イスラーム~宗教記事を読み解く連続会~」第4回を開催いたしました。

本年度の應典院寺町倶楽部は、コモンズフェスタ2015で共に各種の企画を運営したNPOそーねとの連携・協力により、1年を通してイスラームについて掘り下げていく場を設けております。去る10月3日(土)にも、應典院研修室Bにて「まわしよみ・イスラーム~宗教記事を読み解く連続会」第4回が開催されました。

これまでと同様、それぞれが気になるイスラームについての記事を切り抜き、紹介し、應典院局の「まわしよみ・イスラーム新聞」を作成するワークショップを行いました。回を重ねるごとにイスラームの記事が減少していくことは否めませんが、今回はシリア紛争や安保法制に対する報道など、はっきりとイスラームについて言及されていない記事からも、参加者がつながりを読み解く場面が多く見られました。これまで継続して取り組んできたことで、数少ない記事を関連づけて読み解く基礎体力がついてきたのかもしれません。

今回作成した新聞は4枚。前回、日経新聞の視点から経済的観点を意識しだしたという参加者は、人口増加を続けるイスラーム諸国が、他国家や多国籍企業によって経済的な意味で狙われているのではという問いに着目されるなど、それぞれの関心が浮き彫りとなった新聞が完成いたしました。また、これまでNPOそーねの読書会で検討してきた論点(ex.「イスラームでは政治と宗教が一体である」)を、新聞記事を通して改めて理解しなおす場面も見られ、いまだ分からないことばかりではありますが、ここ半年以上に及ぶ活動がゆっくりと実を結びつつあることを実感する場となりました。新聞は12月3日まで1階Wall Galleryに展示しております、是非ご覧下さい。

次回は11月3日(火・祝)夜、NPOそーねにて開催される「ちゃぶ台カフェ~連続読書会」です。『イスラーム概説』について、特に指定箇所を設けず、問いを出し合っていく総括回となります。詳細はこちらをご確認ください。
應典院で行います「まわしよみ・イスラーム」最終回は、12月3日(木)19時より應典院研修室Bで開催を予定しております。