イメージ画像

1/24 コモンズフェスタ2016「クロージングトーク~死生観を肉感できたか~」を開催いたしました。

1月24日(日)、コモンズフェスタ2016「クロージングトーク~死生観を肉感できたか~」を研修室Aにて開催いたしました。「死と生への身構えの回復-『これは私かもしれなかった』」と題した今年度コモンズフェスタの最終日を迎え、これまでの各企画を担ったメンバーが当日の報告と気づきを語り、軽食をいただきながら和やかに交流会を行いました。

図と地との反転が促される場づくりを心がけた今回、クロージングトークを除いた14企画の報告から、実にさまざまな主題が浮かび上がってきました。加害者、コモンズ(共有地)、不在、正直さ、身体、音楽、大人、声、終活、懐徳、喪失、亀、悼む、化ける…。直接に死と生を扱った企画から必ずしもそうは見えないものまで、実に幅広い試みがなされました。
他者あるいは自分自身を見つめなおすことで、今まで背景となって見えていなかったものが少しだけ見えるようになること。報告者それぞれが、ゆっくりことばを探し出していく過程から、そのような共有の財産を持っていることが見えてきました。

また、他の参加者から報告者への問いかけがあることで、単なる報告会にとどまることなく、今回の成果を次へつなげていく発言も見られました。
「現代のコモンズは終わったのではないか?」という重い問いがあったように、それぞれの財産を分かち合う場とはどういうものか、さらにその意義と方法を探求し、深めていきたいと願っています。