2018/12/17-19 Forum Enters The Theater #2 「カーニバル」
<應典院寺町倶楽部主催事業>
オットの機嫌をとるために“約束”をつくり続けるツマ。
なにをどう良くしたら機嫌を直してくれるのか!?
それどころでないのに泣きやまない息子たち。
ちっとも振り向かないオット。
なぁ―、あんた好みの女になったるから、
こっち向いてよ―。
ツマの試行錯誤がぶんぶん空回りコメディ!
最強の一人芝居フェス『INDEPENDENT』
1st season selection 選出作で挑む、
丹下真寿美×戒田竜治の一人芝居、第2弾!!
開催日
2018年 12/17(月)~19(水)
12月17日(月) 20:00
12月18日(火) 20:00
12月19日(水) 19:30
※受付開始・開場は開演の30分前
※各回限定20席
会場
浄土宗應典院 2F 気づきの広場
演出・脚本
戒田竜治(満月動物園)
出演
丹下真寿美(T-works)
招き入れる“知恵”
#2:應典院・現場の知恵
秋田光軌(浄土宗應典院主幹)
齋藤佳津子(浄土宗應典院主査)
繁澤邦明(浄土宗應典院職員)
大阪冬の陣の1614年に創建された浄土宗應典院は、1997年の再建以来、一般的な仏事ではなく、かつてお寺が持っていた地域の教育文化の振興に特化した寺院として、様々な分野の有識者を招き入れ〈気づき、学び、遊び〉を提供してきた。しかし、再建から20年を経て、招き入れてきた“知恵”は應典院の「現場」に集積され、今や應典院自体もまた〈気づき、学び、遊び〉の対象になったと感じている。その存在自体が社会的・仏教界的に特異な應典院であるが、今回はさらにその“現場の知恵”に光をあて、舞台に招き入れる。これまで他者に光をあててきた側が、逆に光をあてられたときに浮き上がる“知恵”が楽しみです。(戒田)
料金
前売・当日 2000円
應典院寺町倶楽部会員 1500円
ご予約
2018/10/18 10:00ご予約受付開始!
https://www.quartet-online.net/ticket/carnival18
特設サイト
プログラム
Forum Enters The Theater #2 『カーニバル』は、 【演劇上演】 【エチュード】 【トーク】の3部構成で上演します。
*演出家・脚本家と俳優がつくりあげる劇世界・演劇作品(chapter 1)で生まれる登場人物に、脚本から解き放たれた俳優が命を吹き込んで、リアルな“知恵”に会いに行く(chapter 2)。その時間と空間から得る共有の体験と、それぞれが感じ取る固有の体験を“知恵”で水平につないでいくフォーラム。なにが固有の体験で、なにが共有できる体験なのか。“知恵”に学び、“知恵”も学ばされる。
chapter 1 : Performing Theater
「カーニバル」を上演します。(about 30 min)
chapter 2 : Theater x Wisdom Etude
「カーニバル」の登場人物が“應典院・現場の知恵”に会いに行く、1対1のエチュードを上演します。(about 15 min)
*「カーニバル」の登場人物を用いた應典院の現場(お悩み相談)のロールプレイ(模擬演習)とも言えます。
* Etude【エチュード】:場所や場面、人物の性格などだけを設定した即興劇。
chapter 3 : Forum with Wisdom
“應典院・現場の知恵”、出演者・演出とが「カーニバル」の物語を振り返るトークを行います。(about 30 min)
「Forum Enters The Theater 」とは?
【演じるフォーラム⇒演劇はフォーラムを舞台に上げる】
Forum Enters The Theater【演じるフォーラム】(通称:FETT) は、演劇上演作品を各分野の“知恵”でひも解くプロジェクト。“知恵”をひも解くための演劇作品を製作するのではなく、演出家・劇作家・俳優が自分の創作活動として製作した演劇作品を“知恵”でひも解く。
仏教、臨床心理、キリスト教、コーチング、様々な分野の“知恵”(専門家)を、舞台にお招きし、上演作品の物語や登場人物の生き様を専門的な知見でひも解く。演劇に“知恵”を紹介する機会であり、“知恵”は演劇に触れる機会となる。
FETTのプログラムの特色に、エチュード(即興劇)のパートを設けていることがある。お招きした専門家のロールプレイ(模擬演習)を公開するとも言え、仏教の説法、キリスト教の懺悔、臨床心理士のカウンセリング、いのちの電話の相談員など、個人情報保護的に実際に見ることは叶わないパーソナルな空間をエチュード/ロールプレイで垣間見る。
舞台上で“上演”されるロールプレイ中で“知恵”(専門家)を訪ねてくるのは、俳優が演じる上演作品の登場人物。上演した演劇作品から“知恵”へと水平につなぐこの時間が、“知恵”(専門家)を「先生」としてお招きするのでも祭り上げるのでもなく、出演者・登場人物・脚本家・演出家・スタッフ、そして観客と同じ地平で考え気づく時間をつくり出す。
空理空論や理想論だけではない“現場”の空気を観客と共に体感し、劇世界と混交した空間として体験することで、“知恵”への入口を拓く。今後、應典院寺町倶楽部会員の脚本家・演出家の作品を上演し、様々な“知恵”を舞台に招き入れていく予定。
つくり手たちの自由な演劇創作が、“知恵”と社会をつなぐプロジェクト。
Forum Enters The Theater = 演劇は知恵を舞台に上げる。