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2018/12/7-12/9 たかはしみほ:ロイン機関『底なし女とパリの狂人』レビュー

去る12月7日から9日に、ロイン機関『底なし女とパリの狂人』(應典院舞台芸術祭Space×Drama×Next2018)が開催されました。底なし穴から別の世界に降り立った女性と、そこに暮らす動物たちとの交流を通じて、「いのち」の大切さを問うような作品でした。今回は、カルディア脚本・演出、プランナー・プロデューサーの、たかはしみほさんにレビューを執筆していただきました。


ロイン機関さんの「底なし女とパリの狂人」観させていただきました。
作品を見て丑田さんが透けて見えるくるような…丑田さんの人柄もなんとなく見えてくるような不思議な感じ。
それにしても、これだけ幅広い年齢層の出演者を束ねることだけで凄い!役者さんも、それぞれがピタッとハマる役を演じているから現実なのか?演技なのかなか?わからないぐらい自然体の演技が素晴らしい。今回の作品では、布時計の堤さんが、内職を通じて動物たちと心を交わすことで、自分に素直になり…自分の居場所を見つけた喜びが伝わってきました。
自分がのびのび&ありのままいられる人の出会い。そういう人出会いって、少ないかもしれない…
肩書き、地位や名誉に翻弄されるのでなく、私も自分にフィットする人との出会いを大切にしたいなと思いました。丑田さんの作品は、一見はちゃめちゃ感がありましたが、人が本当に大切にしなきゃいけないことをそっと指し示してくれた気がします。
これが丑田ワールド⁉︎
今後の作品も、楽しみです。

 

■プロフィール

たかはしみほ
カルディア 脚本・演出・パフォーマー
プランナー・プロデューサーとして、様々なエンターテイメントをプロデュース。
2012年~2016年エンタテインメント公演5作品と朗読劇5作品を脚本・演出を手掛ける。
2018年3月3日新たな創作活動の軸としてカルディアを立ち上げる。
【旗揚げ公演】
應典院舞台芸術祭2018SDN参加作品「きらめきのトキ」
2018年10月26日~28日

カルディアホームページ