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2019/11/2~11/4 ハコボレ第四回公演「はこしき」(應典院舞台芸術祭Space×Drama×Next2019)レビュー

去る11月2日~4日に、ハコボレ第四回公演「はこしき」(應典院舞台芸術祭Space×Drama×Next2019)が開催されました。”革命”に向かう男性5人のエネルギーがラストに向けて高め続けられ、舞台美術とともに一挙に放出させた圧巻の物語。今回は、劇作家・パフォーマーのたかはしみほさんにレビューを執筆していただきました。


ハコボレさんの公演観る前にまずはチラシを見て…
「はこしき」タイトルからは、どのような作品か想像つかないけど・・・
宣伝美術・・・ブックカバーをデザインしたチラシは、斬新でした!
本のブックカバーを見るような感じで読んでしまいましたが…
チラシを見ただけでは、どのようなテイストの作品になるのか全く想像ができませんでした(笑)

実際に作品を観て…
上流階級と下層階級、弱者と権力者、勝ち組と負け組がいるということ。
今の日本でもなんとなく…二極化しているなと感じました。
下層階級の無力さ、歯がゆさをこの作品でダイレクトに描いてくれていました。

今、生きることに精一杯で下層階級から脱出する方法が思いつかない。
壁を乗り越える知恵も、気力も、体力も、余裕もない。何も変えられない現状をみんな受け入れるしかない︎。
ほとんど人間がそんなふうに生きているのかもって、考えさせられました。

そんな世の中だからこそ、声を上げる勇気。
真っ直ぐなココロを持つことが貴重なんだ。
忘れちゃいけないって思いました。

後半のシーンで…
大気汚染悪化で住めなくなってきたから?今住んでいる星を捨てて、選ばれし者だけが宇宙の安全な場所に移住するという話。
力のある者に無条件で従い…大義の為に非情にも無情にもなれる者が生き残る現実。

例え勝ち目がなくても諦めないで立ち向かうことは、自分を成長させる糧になるし、自分の思いを一生懸命に人に伝えることは、自分が存在する意味を見つける大切な過程なのかなと。

今回の作品を観て…未来を信じ、自分を信じることの尊さと、人は支え合う人がいるからこそ、強くなれると思いました。

自分に正直に真っ直ぐに生きることって、難しいかもしれないけど
私も生きていく上で大事にしたい。

最後に…
はこしきワールド&役者さんの真っ直ぐで熱い演技、とても好感が持てました。
応援したくなりました!

明るい未来のために…
ハコボレが発信する作品、これからも楽しみにしてます。

 

たかはしみほ
ヨガインストラクター・パフォーマー・戯曲作家

FM802の番組制作会社勤務の後、演劇イベントのスタッフとして活動する傍ら、演劇・ドラマに興味を持つ。
その後、吉本興業に転職。よしもとザ・ブロードキャストショウを立ち上げ、役者・ダンサーとして舞台経験を積む。
女優・モデルとしてCM・VPなど出演。
写真家の作品展のアートモデル・ショーパフォーマーとして6年間活動するも、自己肯定できない自分に悩む。自分の存在する場所を見つけるために劇作家としてエンターテイメント劇5作品の脚本・演出。
その後、2017年に産業カウンセラーの養成講座修了。メンタルヘルス、傾聴、精神医学の基本を学んだことがきっかけでココロの表現に目覚める。
2018年3月3日 ココロの表現者を目指しカルディアを立ち上げる。
2018年10月 浄土宗 應典院のSDN2018の上演作品「きらめきのトキ」の脚本・演出。
2019年9月心体表現&身体で社会をデザインするカンパニー「HI×TO」での活動をスタート。

ココロと身体を繋ぐ心体表現の追求を目指す。