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2020/1/21 應典院寺務局:おてら終活カフェ「もしバナ ゲームをやってみよう!」を開催しました 。

去る1月21日の午後2時より、應典院研修室Bにて「おてら終活カフェ~もしバナ ゲームをやってみよう!~」を開催しました。「iACP認定 もしバナマイスター」であり、「上級終活カウンセラー」でもある熊川サワコさんの明るく楽しく暖かな進行のもと、「縁起でもない話」を参加者同士で盛り上がりながら(!)語り合う時間となりました。

ここしばらくは「ともいき堂」で開催していました、おてら終活カフェ。今回は久々に、應典院研修室Bでの開催です。友人に誘われて参加したという方も多く、5テーブルに分かれてもしバナ ゲームをやってみる、賑やかな会となりました。

もしものための話し合い「もしバナ ゲーム」は、人生の最期にどうありたいか、大切なことだけど「縁起でもないから」という理由で避けがちな話題を、考えたり話し合ったりするきっかけとしてのゲームです(参考:https://www.i-acp.org/game.html)。いくつかゲームの仕方の種類がありますが、今回は4人1組となる「ヨシダルール」にて実施しました。

「縁起でもない話」をしてみるためのゲームとはいえ、「さあ、このゲームで、みんなで話してみましょう!」と言うだけではもちろん難しいもの。しかしながら、今回ゲストの熊川サワコさんの司会進行は、とにかく「見事」の一言でした。

発声練習にイラストや仕掛け、わかりやすいオリジナルの説明書に、なんと替え歌まで…。あの手この手の、参加者が不必要に硬く、暗くならないような沢山の配慮のもと、会場内は無意識のうちに頭と心のウォーミングアップを終えていました。

もしバナ ゲームでは、それぞれに配られたカードを繰り返し取捨選択しつつ、最後は自分がなぜそのカードを大切なものとして残したのか、テーブル内で共有する時間が持たれます。カードに書かれている内容は「ユーモアを持ち続ける」「家族が私の死を覚悟している」「私を一人の人間として理解してくれる医師がいる」など、重病の時や死の間際に「大事なこと」として人がよく口にする言葉だそうです。それらのカードを何回も見比べ考えるなかで、自分がいったい何を大切にしたいのか、少しずつ輪郭が浮かびあがってくるような気がします。

そうして自分の中で大切なことを考えながら、また他の人が自身の大切なことを考えている様子を見つめつつ、思ったことをテーブル内や会場全体でシェアする最後の時間は、安心感とともに沢山の気づきを得るものでした。

途中席替えをはさんで2回ゲームをおこないましたが、1回目と2回目ではまた違った思いが湧いてきたりと、終了後のアンケートでも「また、もしバナ ゲームをやりたい!」という感想を沢山頂きました。なかには実際に、ご家族と「もしもの時」について話してみようと思った、という感想もありました。

以下は、資料に書かれた熊川さんのメッセージです。

”四人一組で進めながら同席者のお話に耳を傾けてみてください。様々な価値観との出会いがあり、一人では考えも及ばない気づきを得られるかもしれません。このゲームは揺れ動く自分の想いとじっくり向き合うことを大切にしています。

人生会議のきっかけにしていただければ幸いです。”

自分の想いと、他の人の想い。
まさに「人生会議」について思いを馳せるきっかけとなる、そんな終活カフェとなりました。

「おてら終活カフェ」は毎月第3火曜日、次は2月18日14時~の開催です。みなさんどうぞお気軽にお越しください。
(お申込みにご協力いただけると助かります♪)

どうぞ今後もご関心をお寄せくださいませ。

2020/2/18 ともいき堂で「🍵おてら終活カフェ🍵(毎月第3火曜開催)vol.14」~いつでも書ける?遺言書~