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7月8日 space×drama2011 開幕しました!

今年も7月8日(金)より應典院舞台芸術祭space×drama 2011 が開幕しました。今年の参加劇団はピンク地底人、プラズマみかん、コレクトヱリット、激団しろっとそん、Micro To Macro、May、コトリ会議。特設サイトでは、全7劇団によるリレーブログなど新しい企画もはじまっています。また、会場入り口には、東日本大震災の物故者を慰霊して千羽鶴を折るためのスペースと寄せ書き横断幕も用意されています。

そして今回初日を飾ったのは京都から来阪のピンク地底人「ある光」。終始、独特の妄想世界とストーリー展開で観客を魅了する作品です。とりわけ、一人の登場人物の台詞を、一列に整列した役者達がバケツリレー式に後ろへつないでいくスタイルは個性的。くわえて、台詞の主体も縦横無尽に転移。兄、妹、そして彼らの中の細胞、ミトコンドリア、彼らが横たわるベッド、病室の外から中をのぞく青い鳥、あげくの果てには天野川と宇宙までもが擬人化されて語り出します。
アフタートークでは、脚本と演出を手がけたピンク地底人3号とトランスパンダのなかた茜さんが登壇。そこでは初日2週間前まで台本がかけなかったという生みの苦しみが吐露されました。また、京都の劇団独特の、泥臭さの中にあるインテリさ、そして自己主張を抑えた「どや顔感のなさ」を取り上げておられた、なかたさんの解説に会場一同うなずく場面がみられました。

space×drama2011は9月4日(日)まで続きます。
特設サイト space×drama2011