7月16日 「遺族とグリーフワーク」に焦点を当てたエンディングセミナーがスタート
應典院寺町倶楽部と大蓮寺エンディングを考える市民の会が共催する、毎年恒例のエンディングセミナーが今年も3回連続で開催されました。総合テーマは、「遺族とグリーフワーク~喪失の時代をどう生きるか」とし、3月に発生した東日本大震災の状況にもふれながら、喪失の悲しみとサポート、そして再生の道筋についてそれぞれのゲストが語りました。
7月16日の1回目は、應典院でグリーフタイムを主宰している、Live One代表の尾角光美さん。28歳の女性の視点から、「若者発:グリーフコミュニティのすすめ」をお話しいただきました。
自死遺族としての自身の体験や被災地でのサポート活動などにふれた後、一人称であるグリーフワークをどのように確立すべきか、そのキーワードとして、学習支援、心のケア、ソーシャルサポートの3つを挙げて、お話がありました。無縁社会といわれ、つながりが喪われた今、グリーフがこれからのコミュニティのひとつの結び目になれると予感させるものがありました。