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2026/7/22 むぬトーク vol.6「狩猟採集社会にみる、子育ての人類学- こども・あそび・まねっこ」ゲスト:高田 明氏

『むぬトーク』って?
現代における「生と死」をめぐる対話型トークイベントです。

「生と死」は誰にとっても避けられないテーマであり、社会全体の未来を見通すレンズにもなります。AI/VRの発展、多死社会、気候変動や災害、生物多様性の危機———こうした変化のなかで、私たちは「生と死」にどのように向きあえばよいのでしょう。

AI技術による死者の再現やグリーフケア、生類供養、風景に込められた記憶と継承などのテーマを横断し、むぬトークでは、独自の知見や経験を持ったさまざまな研究者・実践者をゲストに迎え、こうした幅広い観点から対話を深めていきます。また、参加者同士の対話の時間も大切にしながら、共に思考を深める場をつくります。

今年度のテーマ:「こども」というレンズを通して、世界との関わり方を問い直す

道端に落ちている石ころ、園庭を這う虫、季節とともに枯れていく草花。 こどもたちは、大人が見過ごしてしまうような小さな存在に名前を与え、目に見えない気配と交渉しながら、独自の感性で世界を編み直しています。2026年度は「こどもの多元性」を軸に、ケアしあう地域の未来を考えます。

狩猟採集社会から考える、こども・あそび・まねっこ

こどもは、どのようにして「ひと」になっていくのでしょうか。
学校があり、カリキュラムがあり、育て方の正解を問われるような現代の子育てのなかで、私たちはいつの間にか「教える」ことに多くのエネルギーを注いできました。でも、遊びのなかでいきいきとするこどもたちの姿を眺めながら、ふと思うことはないでしょうか。
そもそも、子育てとはなんだったのだろう、と。

今回お招きするのは、アフリカ南部のクン・サン(ブッシュマン)とともに長年フィールドワークを重ねてきた人類学者の高田明さん。狩猟採集社会の子どもたちは、教えられるのを待つのではなく、遊びながら、模倣しながら、大人や仲間とのやりとりのなかで世界を学んでいきます。その姿は、「育てる側」と「育てられる側」という境界線そのものを問い直すような、しなやかさに満ちています。

應典院には「あそび」という言葉を、仏が思うままに人を救う様子をあらわす仏教の「遊戯(ゆげ)」という意味で大切にしてきました。また、この場所は長年にわたり演劇と深く結びついてきました。模倣し、なりきり、即興でからだを動かす—そんな遊びと演劇の交差点に、狩猟採集社会の子育て論を重ねてみると、こどもたちの「あそぶ」という行為の豊かさが、まったく違う輪郭をもって見えてくるかもしれません。

こんなことに興味関心がある方におすすめです!

・こどもの教育や保育、環境づくりに携わっている方
・コミュニティ形成をより本質的な視点で考えたい人
・ケアと自身の死生観を現代の文脈で再構築したい方
・対話を通して自身の思考・問いを深めたい
・仏教思想や民俗学、人類学的な視点を取り入れながら、現代の営みを読み解きたい
・アニミズム的世界観や、人間と自然の調和に関心がある方

ゲスト:高田 明(たかだあきら):京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 教授

京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 教授
「子育ての自然誌」に惹かれて人類学を学び、アフリカや日本でのフィールドワークを通じた研究を行ってきた。京都大学大学院人間・環境学研究科一貫制博士課程修了。主な著書に『ブッシュマンの子育て』(ミネルヴァ書房)、『狩猟採集社会の子育て論』(京都大学学術出版会)、『Hunters
among Farmers』(University of Namibia Press)、『The Ecology of Playful
Childhood』(Palgrave Macmillan)、『相互行為の人類学』(新曜社)、などがある。

当日の流れ

・イントロダクション
・ゲストからの話題提供
・参加者同士での対話
・対話の全体共有
・クロージング

※上記は変更になる可能性もありますのでご了承ください。
出来るだけ参加者の皆さんとの対話の時間を多く設けたいと思っています。

開催概要

むぬトーク vol.6 狩猟採集民からみる、子育ての人類学 – こども・あそび・まねっこ-

日時|2026年7月22日(水)18:45~20:30

場所|應典院(大阪府大阪市天王寺区下寺町1-1-27)+ オンラインzoom

定員|会場は20名まで

参加チケット(必須)

会場参加チケット 500円
ZOOM参加チケット 500円

お布施(任意)

参加は出来なくてもお布施というかたちで応援いただく方法もございます。

お布施 500円 ※任意
お布施 1,000円 ※任意

チケットのお申込について
以下、Peatixよりお申込みください。(クレジットカード・コンビニ決済・PayPal対応)
※現金でのお支払いは受付しておりません。

 

 

 

 

ご参加にあたっての注意事項

・欠席される場合はキャンセル待ちの方に参加枠をお譲りしたいと思いますので、欠席が決まった段階で早めにご連絡をいただけると幸いです。
・定刻で始められるように5〜10分前の入場にご協力をお願いいたします。
※上記にご了承いただける方のご参加をお願いいたします。

お問い合わせ

あそびの精舎|應典院:asobi.outenin@deepcarelab.org

背景と体制

本イベントは、「あそびの精舎」構想に関連した企画です。 仏教・アート・ケア・教育…多様な視点と活動から、 あそびを通じて、いのち・生き方・暮らしを分かちあう「ライフコモンズ」を都市に育みます。

あそびの精舎

「あそびの精舎」は應典院が一般社団法人Deep Care Labと協働で立ち上げた拠点づくり構想です。子どもからお年寄り、祖先や未来の世代が集い、ともに「あそぶ」ことで、いのちのつながりに気づき、今の生き方を見つめ、生まれ死ぬまでの、暮らしをともに支えていく。その3つのLifeをふまえた「ライフコモンズ」の拠点へ。仏教思想をベースとして、日常の居場所から、ケアと教育、子どもと家族、老いや死生観といったテーマでのマルチセクター協働につながるリビングラボへの展開をめざしています。

https://asobi.outenin.com/

應典院

浄土宗應典院は、大蓮寺三世誓誉在慶の隠棲所として1614年に創建された大蓮寺の塔頭寺院。1997年に再建される際、かつてお寺が持っていた地域の教育文化の振興に関する活動に特化した寺院として計画され、〈気づき、学び、遊び〉をコンセプトとした地域ネットワーク型寺院として生まれ変わりました。2024年4月より、「あそびの精舎」構想を掲げ、再始動します。
https://www.outenin.com/

一般社団法人Deep Care Lab

祖先、未来世代、生き物や神仏といったいのちの網の目への想像力と、ほつれを修復する創造的なケアにまつわる探求と実践を重ねるリサーチ・スタジオです。人類学、未来学、仏教、デザインをはじめとする横断的視点を活かし、自治体や企業、アーティストや研究者との協働を通じて、想像力とケアの営みが育まれる新たなインフラを形成します。https://deepcarelab.org/

主催・企画運営

主催:應典院

企画運営:一般社団法人Deep Care Lab

 


過去の「むぬトーク」一覧


・2025/3/26 むぬトーク vol.1「動植物の供養と共生 -いきものの死から考える死生観」ゲスト:加藤秀雄氏

 

 

 


・2025/5/12 むぬトーク vol.2「日常の中のちいさなグリーフ=喪失に、目を向ける」ゲスト:袰岩奈々氏

 

 

 


・2025/7/24 むぬトーク vol.3「ロボット / AIと家族になり、ケアし、弔う未来」ゲスト:勝野宏史氏

 

 

 


・2025/10/28 むぬトーク vol.4「汚穢と死 ――見たくない、けど避けられないものとどう向き合う?」ゲスト:酒井朋子氏(人類学者)

 

 

・2026/4/22 むぬトーク vol.5「アニミズムの実践としての保育:こどもと自然をケアしあう地域へ」ゲスト:山本 一成氏

人物(五十音順)

高田明
(京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科 教授)