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2018/10/4 應典院寺務局:世界は【OTERA】を待っている!~これからのおてら終活プロジェクト~

「おてら終活祭」が終了し、多くの方から「これからどうするのですか」と関心を向けていただいております。
終活祭は、「おてら終活プロジェクト」のキックオフであって、むしろ本編はこれからが本格的なスタートとなります。終活のスケールを最大値にして、お寺や仏教の魅力を発信し、市民と協働しながら、ともに生き往く「とむらい」のコミュニティづくりを目指してまいります。
お寺は本来、仏教弘通のためにあるもの。場や人も含め、その現代的な形のあり方を提案していきたいと思います。
終活祭当日、秋田光彦住職からも発表がありましたが、以下「おてら終活プロジェクト」の今後の予定についてご報告します。

○おてら終活プロジェクトの活動理念

地域に根付いてきたお寺の資源力を活用し、新たな「終活」の理解と普及を推進する。とくに伝統的な宗教的ケアの可能性の掘り起こしと、生涯課題にまつわる実務的ケアの学習・連携、また外部専門家との協働を進める。僧侶を含む人材の資質向上を図りながら、将来的には「とむらいのコミュニティ」形成を目指し、現代の仏教文化を創造する。

 ○さらにその活動方針として

1:実務的解決だけでなく「宗教的ケア」の観点を。
2:寺院の「信用」のアップデート
3:とむらい・供養を中心としたコミュニティの創造
どう具体化するのか。すでに決まっているラインナップは以下の通り。

【教育プロジェクト】

おてら終活カフェ
7月よりスタートした、終活を学ぶ市民セミナー。終活総集編から、生前契約、相続など扱い、秋以降のプログラムも充実。斯界若手の専門家と、僧侶が対談するコーナーや、参加どうしのフリートークなど。
URL: https://www.outenin.com/article/article-11285/

10月23日 午後14時 遺品整理~お寺で考える「しまい」の作法~
ゲスト:屋宜明彦さん(一般財団法人心結 代表理事)

11月27日 午後14時 仏教介護~お坊さんがサポートする終(つい)の住処~
ゲスト:三浦紀夫さん(仏教福祉グループ・ビハーラ21)

おてら「宗活」塾
「終活」から「宗活」へ。仏教を通して、生き方と死に方の作法を学ぶ真面目な仏教講座。若手講師続々登場!
12月3日(月)午後14時~ 以後、定期開催予定
講師:秋田光軌(應典院主幹、彼岸寺連載「演じる仏教」執筆者)他
URL: https://www.outenin.com/article/article-12408/

 

【研修プロジェクト】

◆寺業構想セミナー
12月10日(月)、寺院関係者を対象に「永代供養墓をめぐる現在の状況・最新の作り方」を開催、乱立気味の永代供養墓のあるべき姿について、全国の実践例を見ながら考える。
主催:礼拝空間デザイン室TSUNAGU
URL:http://tsunagu.design/

◆終活とソーシャルビジネス研究会
無縁社会において、終活を通して地域貢献を目指すビジネスリーダーのための研究会。医療・介護関係の方々、またプロダクトデザイナーなどが対象。登録制。12月スタート予定。

 

【墓苑事業】

2019年10月、自然納骨堂【縁(えにし)】を建立、大阪の歴史の舞台上町台地の緑に囲まれた、大蓮寺の聖地で眠る屋外型納骨堂です。お一人用とお二人用があります。應典院が運営担当。
URL:https://www.dairenji.com/enishi/

 

【葬祭事業】

2019年4月以降、大蓮寺境内に新たに「共生堂」を開設予定、10人までの小さなお葬式をまごころ込めて執り行います。生活困窮者のための葬送システム「ごえん」にも取り組みます。應典院が運営担当。