
2026/10/22 むぬトーク vol.7「見えないものとあそぶ、こどもの教育学—演劇・ごっこ遊びとコスモロジー」ゲスト:上林 梓氏
『むぬトーク』って?
現代における「生と死」をめぐる対話型トークイベントです。
「生と死」は誰にとっても避けられないテーマであり、社会全体の未来を見通すレンズにもなります。AI/VRの発展、多死社会、気候変動や災害、生物多様性の危機———こうした変化のなかで、私たちは「生と死」にどのように向きあえばよいのでしょう。
AI技術による死者の再現やグリーフケア、生類供養、風景に込められた記憶と継承などのテーマを横断し、むぬトークでは、独自の知見や経験を持ったさまざまな研究者・実践者をゲストに迎え、こうした幅広い観点から対話を深めていきます。また、参加者同士の対話の時間も大切にしながら、共に思考を深める場をつくります。
今年度のテーマ:「こども」というレンズを通して、世界との関わり方を問い直す
道端に落ちている石ころ、園庭を這う虫、季節とともに枯れていく草花。 こどもたちは、大人が見過ごしてしまうような小さな存在に名前を与え、目に見えない気配と交渉しながら、独自の感性で世界を編み直しています。2026年度は「こどもの多元性」を軸に、ケアしあう地域の未来を考えます。
お化け、仏、気配。
見えないものとあそぶ。あそびのコスモロジー。
こどもは、ぬいぐるみに名前をつけ、空想の友だちと話し、見えない世界とあたりまえに行き来しています。今回は京都芸術大学の上林梓さんを迎え、「ごっこ遊び」に宿るこどもの宇宙論を〈演じる行為〉として捉え直します。上林さんはドラマ教育を専門に、地域の学校でのお化け屋敷づくりなどの実践を通じながら、岩田慶治が見出した「遊びのコスモロジー」を手がかりに、こどもが演じる意味を研究しています。應典院でおこなっている「おもちゃ供養」の実践—おもちゃを演じて見送るプロセス—とも重ねながら、あそびのコスモロジーとはなにか?ごっこ遊びという営みの奥にある、こどもなりの世界のつくりかたとはなにか?を語り合います。
こんなことに興味関心がある方におすすめです!
・こどもの教育や保育、環境づくりに携わっている方
・コミュニティ形成をより本質的な視点で考えたい人
・ケアと自身の死生観を現代の文脈で再構築したい方
・対話を通して自身の思考・問いを深めたい
・仏教思想や民俗学、人類学的な視点を取り入れながら、現代の営みを読み解きたい
・アニミズム的世界観や、人間と自然の調和に関心がある方
ゲスト:上林 梓(うえばやし あずさ) / 京都芸術大学・教育学者
大学時代に乳幼児との劇遊び活動に参加し、ごっこ遊びに関心をもつ。その後、小学校教員として演劇的手法を用いた教育実践に取り組み、演劇と教育に関する研究活動を開始。2015年に大阪大学大学院を修了(人間科学修士)。現在は、社会教育やドラマ教育を専門とし、地域の小中学生と一緒にアートや遊びの活動を展開しながら、演じる行為と子どものコスモロジーの関係について思索を深めている。今回のテーマに関わる著作は、「アートがひらく、子どもと地域のあした : ようせいこども会の挑戦」(『人間と教育』127号 2025年)、「ごっこ遊びにあらわれる子ども文化:岩田慶治における遊びのコスモロジーをてがかりに」(『子ども社会研究』31巻、2025年)など。
当日の流れ
・イントロダクション
・ゲストからの話題提供
・参加者同士での対話
・対話の全体共有
・クロージング
※上記は変更になる可能性もありますのでご了承ください。
出来るだけ参加者の皆さんとの対話の時間を多く設けたいと思っています。
開催概要
むぬトーク vol.6 狩猟採集民からみる、子育ての人類学 – こども・あそび・まねっこ-
日時|2026年10月22日(木)18:45~20:30
場所|應典院(大阪府大阪市天王寺区下寺町1-1-27)+ オンラインzoom
定員|会場は20名まで
参加チケット(必須)
会場参加チケット 500円
ZOOM参加チケット 500円
お布施(任意)
参加は出来なくてもお布施というかたちで応援いただく方法もございます。
お布施 500円 ※任意
お布施 1,000円 ※任意
チケットのお申込について
以下、Peatixよりお申込みください。(クレジットカード・コンビニ決済・PayPal対応)
※現金でのお支払いは受付しておりません。
ご参加にあたっての注意事項
・欠席される場合はキャンセル待ちの方に参加枠をお譲りしたいと思いますので、欠席が決まった段階で早めにご連絡をいただけると幸いです。
・定刻で始められるように5〜10分前の入場にご協力をお願いいたします。
※上記にご了承いただける方のご参加をお願いいたします。
お問い合わせ
あそびの精舎|應典院:asobi.outenin@deepcarelab.org
背景と体制
本イベントは、「あそびの精舎」構想に関連した企画です。 仏教・アート・ケア・教育…多様な視点と活動から、 あそびを通じて、いのち・生き方・暮らしを分かちあう「ライフコモンズ」を都市に育みます。
あそびの精舎
「あそびの精舎」は應典院が一般社団法人Deep Care Labと協働で立ち上げた拠点づくり構想です。子どもからお年寄り、祖先や未来の世代が集い、ともに「あそぶ」ことで、いのちのつながりに気づき、今の生き方を見つめ、生まれ死ぬまでの、暮らしをともに支えていく。その3つのLifeをふまえた「ライフコモンズ」の拠点へ。仏教思想をベースとして、日常の居場所から、ケアと教育、子どもと家族、老いや死生観といったテーマでのマルチセクター協働につながるリビングラボへの展開をめざしています。
應典院
浄土宗應典院は、大蓮寺三世誓誉在慶の隠棲所として1614年に創建された大蓮寺の塔頭寺院。1997年に再建される際、かつてお寺が持っていた地域の教育文化の振興に関する活動に特化した寺院として計画され、〈気づき、学び、遊び〉をコンセプトとした地域ネットワーク型寺院として生まれ変わりました。2024年4月より、「あそびの精舎」構想を掲げ、再始動します。
https://www.outenin.com/
一般社団法人Deep Care Lab
祖先、未来世代、生き物や神仏といったいのちの網の目への想像力と、ほつれを修復する創造的なケアにまつわる探求と実践を重ねるリサーチ・スタジオです。人類学、未来学、仏教、デザインをはじめとする横断的視点を活かし、自治体や企業、アーティストや研究者との協働を通じて、想像力とケアの営みが育まれる新たなインフラを形成します。https://deepcarelab.org/
主催・企画運営
主催:應典院
企画運営:一般社団法人Deep Care Lab
過去の「むぬトーク」一覧

・2025/3/26 むぬトーク vol.1「動植物の供養と共生 -いきものの死から考える死生観」ゲスト:加藤秀雄氏

・2025/5/12 むぬトーク vol.2「日常の中のちいさなグリーフ=喪失に、目を向ける」ゲスト:袰岩奈々氏

・2025/7/24 むぬトーク vol.3「ロボット / AIと家族になり、ケアし、弔う未来」ゲスト:勝野宏史氏

・2025/10/28 むぬトーク vol.4「汚穢と死 ――見たくない、けど避けられないものとどう向き合う?」ゲスト:酒井朋子氏(人類学者)
・2026/4/22 むぬトーク vol.5「アニミズムの実践としての保育:こどもと自然をケアしあう地域へ」ゲスト:山本 一成氏
2026/7/22 むぬトーク vol.6「狩猟採集社会にみる、子育ての人類学- こども・あそび・まねっこ」ゲスト:高田 明氏



