夏のエンディングセミナー2013「お坊さんと語る、カウンセリング」

夏のエンディングセミナー2013

「終活」ブームが高まっています。少子化や家族の多様化、葬送についての価値観の変化など、その社会的な背景はすでにいわれてきたところですが、それを個人の営みにとどめず、意識啓発や人材育成、さらにネットワークへと拡張しようとする動きが始まっています。

「終活」はお墓やお葬式といった死に支度に関心が向きがちですが、もっと射程は広く、むしろ、死を見据えながら、今をどう生きるのか、という思念、つまり、それぞれの死生観を育むことこそ大切なこととされています。そのことは高齢者だけでなく、どの世代にも必要とされることであり、今後は「終活」を共通軸とした、新たな人とのつながりも生まれてくることでしょう。

「葬式仏教」も日本仏教も、もともと「終活」的なものと深くかかわってきました。しかし、既存の共同体や制度の後退が加速して、現状のままでは、十分な役割を果たし得ることはできません。現代の「終活」ブームは、現代人の死生観の変化に向き合おうとしないお寺に対する不信の現れなのかもしれません。

近年、地域や社会に開かれた仏教の新しい動きが見られる中、「終活」を通して、現代のお寺の役割を考えなおすことはできないでしょうか。また、仏教にしかできない「終活の探求」とは何でしょうか。そして、そこにお寺や僧侶のかかわりは可能なのでしょうか。
今回のエンディングセミナーは、終活カウンセリング協会理事武藤頼胡さんをゲストに、地域で活躍する僧侶たちとともに、「終活と仏教の出会い」について話し合います。

○日時:2013年7月20日(土) 14時〜16時40分
○場所:浄土宗大蓮寺

○ゲスト

武藤頼胡さん(一般社団法人終活カウンセラー協会)

明海大学ホスピタリティツーリズム学科外部講師。「終活カウンセラー」の生みの親。終活カウンセラーとして活動しながら、「終活」についての大切さを一般目線で伝えるため、毎月巣鴨、浅草でアンケートを実施中。リンテアライン株式会社では、葬祭業のコンサルタント事業を展開し、お客様目線とクライアント希望の両方を加味した提案を心がけている。

大河内大博さん(上智大学グリーフケア研究所客員所員・いのち臨床仏教者の会副代表・願生寺副住職)

ビハーラ僧としての活動を広めるため、NPO 法人ビハーラ21 での実践研究会の講師で活躍する他、医療・福祉現場における臨床的なスピリチュアルケアを施す仏教僧侶の可能性の研究・実践を続ける。2009 年第一回浄土宗平和賞受賞。近著に高木慶子編著・上智大学グリーフケア研究所編集協力『グリーフケア入門悲嘆のさなかにある人を支える』(勁草書房2012 年)。

○プログラム
– 14:10~14:50【キースピーチ】「<終活>とお寺」 武藤頼胡さん

– 14:50~15:10 休憩(希望者のみお墓ツアー)

– 15:10~16:40 【セッション】

武藤頼胡さん・大河内大博さん・秋田光彦(大蓮寺住職・應典院代表)

(進行)

山口洋典(應典院主幹・應典院寺町倶楽部事務局長・立命館大学准教授)

○会場

浄土宗大蓮寺(大阪市天王寺区下寺町1-1-30 電話06-6771-0739)
○参加費 一般1,000円、應典院寺町倶楽部・学生800円
○主 催

浄土宗大蓮寺・エンディングを考える市民の会・應典院寺町倶楽部
○共 催 浄土宗大蓮寺・應典院
○協 力

アーユス関西、いのち臨床仏教者の会、オフィスシオン、公益社、

支縁のまちサンガ大阪、終活カウンセラー協会、NPO法人エンディングセンター

○問合せ

大蓮寺・エンディングを考える市民の会
543-0076 大阪市天王寺区下寺町1-1-27
TEL 06-6771-7641 FAX 06-6770-3147

E-mail info@outenin.com

開催日

2013年7月20日(土)14時~16時40分

場所

大蓮寺客殿

料金

一般1,000円、應典院寺町倶楽部会員・学生800円

お申し込み

各日程別に以下のサイトまたは事務局連絡先にてお申込み下さい。

http://bit.ly/ending2013

お問い合わせ

大蓮寺・エンディングを考える市民の会(應典院内)
543-0076 大阪市天王寺区下寺町1-1-27
TEL 06-6771-7641 FAX 06-6770-3147
E-mail info@outenin.com