イメージ画像

2026/4/22 むぬトーク vol.5「アニミズムの実践としての保育:こどもと自然をケアしあう地域へ」ゲスト:山本 一成氏

『むぬトーク』について

『むぬトーク』は、現代における「生と死」をめぐる対話型トークイベントです。

「生と死」は誰にとっても避けられないテーマであり、社会全体の未来を見通すレンズにもなります。AI/VRの発展、多死社会、気候変動や災害、生物多様性の危機———こうした変化のなかで、私たちは「生と死」にどのように向きあえばよいのでしょう。

AI技術による死者の再現やグリーフケア、生類供養、風景に込められた記憶と継承などのテーマを横断し、むぬトークでは、独自の知見や経験を持ったさまざまな研究者・実践者をゲストに迎え、こうした幅広い観点から対話を深めていきます。また、参加者同士の対話の時間も大切にしながら、共に思考を深める場をつくります。

今年度のテーマ:「こども」というレンズを通して、世界との関わり方を問い直す

道端に落ちている石ころ、園庭を這う虫、季節とともに枯れていく草花。 こどもたちは、大人が見過ごしてしまうような小さな存在に名前を与え、目に見えない気配と交渉しながら、独自の感性で世界を編み直しています。2026年度は「こどもの多元性」を軸に、ケアしあう地域の未来を考えます。

アニミズムの入り口となるこども

こどもが自然やいきものと触れ合うとき、そこには単なる「観察」を超えた、互いのいのちをケアしあうような交感があります。しかし、現代の効率化された社会において、自然は時に「資源」や「管理対象」として扱われがちです。園庭や里山、あるいは都市の公園という日常の場で、驚きや畏れ(おそれ)を感じられる身体や、環境をどう育めるのだろう。

こどもたちが自然と関わる有様や、あそぶ姿にこそ、わたしたち自身を見つめ直す手がかりがあるのではないでしょうか。

・こどものアニミズム的な関わりってどんなもの?
・こどもの感性は、大人をどう触発し、変容させうる?
・自然やいきものを資源化せず、「ともに生きる」ためのケアの作法とは?

今回のトークでは、滋賀大学教育学部・准教授でアニミズムと保育研究・実践をつなげた一冊『生きているものどうしの想像力』著書でもある山本一成さんをお呼びして、こどもたちのまなざしを起点に、人間と自然・生きものと交感する生き方の可能性を探ります。

こんなことに興味関心がある方におすすめです!

・こどもの教育や保育、環境づくりに携わっている方
・コミュニティ形成をより本質的な視点で考えたい人
・ケアと自身の死生観を現代の文脈で再構築したい方
・対話を通して自身の思考・問いを深めたい
・仏教思想や民俗学、人類学的な視点を取り入れながら、現代の営みを読み解きたい
・アニミズム的世界観や、人間と自然の調和に関心がある方

ゲスト:山本 一成(やまもといっせい):滋賀大学教育学部 准教授

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都造形芸術大学こども芸術大学にて保育者として勤務後、「保育現場で起こる出来事の意味を言葉にする」ことを志し、臨床教育学の研究を行う。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。主な著書に『生きているものどうしの想像力-アニミズムがひらく生命の保育・教育』(世織書房)、『ひびく まざる わきだす―Life(生活・人生・生命)を深める保育実践理論の探求』(全国私立保育連盟委託研究報告書)、『3.4.5歳児保育 計画通りにいかない!ジグザグ保育がつくる子ども主体の学び』(Gakken)などがある。

当日の流れ

・イントロダクション
・ゲストからの話題提供
・参加者同士での対話
・対話の全体共有
・クロージング

※上記は変更になる可能性もありますのでご了承ください。
出来るだけ参加者の皆さんとの対話の時間を多く設けたいと思っています。

開催概要

むぬトーク vol.5 アニミズムの実践としての保育:こどもと自然をケアしあう地域へ

日時|2026年4月22日(水)18:45~20:30

場所|應典院(大阪府大阪市天王寺区下寺町1-1-27)

定員|20名

日時

2026年4月22日(水)18:45~20:30

場所
應典院

ゲスト
山本一成さん(滋賀大学教育学部 准教授)

定員
20名

参加チケット(必須)

参加チケット 500円 ※必須

お布施(任意)

参加は出来なくてもお布施というかたちで応援いただく方法もございます。

お布施 500円 ※任意
お布施 1,000円 ※任意

チケットのお申込について
以下、Peatixよりお申込みください。(クレジットカード・コンビニ決済・PayPal対応)
※現金でのお支払いは受付しておりません。

 

 

 

 

ご参加にあたっての注意事項

・欠席される場合はキャンセル待ちの方に参加枠をお譲りしたいと思いますので、欠席が決まった段階で早めにご連絡をいただけると幸いです。
・定刻で始められるように5〜10分前の入場にご協力をお願いいたします。
※上記にご了承いただける方のご参加をお願いいたします。

お問い合わせ

あそびの精舎|應典院:asobi.outenin@deepcarelab.org

背景と体制

本イベントは、「あそびの精舎」構想に関連した企画です。 仏教・アート・ケア・教育…多様な視点と活動から、 あそびを通じて、いのち・生き方・暮らしを分かちあう「ライフコモンズ」を都市に育みます。

あそびの精舎

「あそびの精舎」は應典院が一般社団法人Deep Care Labと協働で立ち上げた拠点づくり構想です。子どもからお年寄り、祖先や未来の世代が集い、ともに「あそぶ」ことで、いのちのつながりに気づき、今の生き方を見つめ、生まれ死ぬまでの、暮らしをともに支えていく。その3つのLifeをふまえた「ライフコモンズ」の拠点へ。仏教思想をベースとして、日常の居場所から、ケアと教育、子どもと家族、老いや死生観といったテーマでのマルチセクター協働につながるリビングラボへの展開をめざしています。

https://asobi.outenin.com/

應典院

浄土宗應典院は、大蓮寺三世誓誉在慶の隠棲所として1614年に創建された大蓮寺の塔頭寺院。1997年に再建される際、かつてお寺が持っていた地域の教育文化の振興に関する活動に特化した寺院として計画され、〈気づき、学び、遊び〉をコンセプトとした地域ネットワーク型寺院として生まれ変わりました。2024年4月より、「あそびの精舎」構想を掲げ、再始動します。
https://www.outenin.com/

一般社団法人Deep Care Lab

祖先、未来世代、生き物や神仏といったいのちの網の目への想像力と、ほつれを修復する創造的なケアにまつわる探求と実践を重ねるリサーチ・スタジオです。人類学、未来学、仏教、デザインをはじめとする横断的視点を活かし、自治体や企業、アーティストや研究者との協働を通じて、想像力とケアの営みが育まれる新たなインフラを形成します。https://deepcarelab.org/

主催・企画運営

主催:應典院

企画運営:一般社団法人Deep Care Lab

 


過去の「むぬトーク」一覧


・2025/3/26 むぬトーク vol.1「動植物の供養と共生 -いきものの死から考える死生観」ゲスト:加藤秀雄氏

 

 

 


・2025/5/12 むぬトーク vol.2「日常の中のちいさなグリーフ=喪失に、目を向ける」ゲスト:袰岩奈々氏

 

 

 


・2025/7/24 むぬトーク vol.3「ロボット / AIと家族になり、ケアし、弔う未来」ゲスト:勝野宏史氏

 

 

 


・2025/10/28 むぬトーク vol.4「汚穢と死 ――見たくない、けど避けられないものとどう向き合う?」ゲスト:酒井朋子氏(人類学者)

人物(五十音順)

山本 一成
(滋賀大学教育学部 准教授)