
2026/5/26 【開催報告】シアトリカルキッズ・ミート・アート プレ企画「感じてつくる!こども演劇ラボ」初回(齋藤佳津子)
2011年当時、應典院舞台芸術祭 space×drama2011にて優秀劇団に選出され、そこから應典院をホーム劇場として数々の作品を上演くださった元劇団Mayの座長の金哲義さん。そして、過去のコモンズ・フェスタの様々なプロジェクトや極楽あそび芸術祭にも企画を実施されたり、劇団旗揚げ20周年を超えて、過去應典院でも3回本公演を行うなど、精力的な活動を続ける中嶋悠紀子さん。そして数年前から演劇に出会い、教育と演劇の地平を拓いていきたいと願う應典院主査の齋藤佳津子がタッグを組み、子どもたちの「相手から感じた気持ちを元に湧きあがるもの」を大事にし、即興的、継続的に子どもと作ろうとする「演劇ラボ」が5月16日に始まりました。
1回目は10名弱の小学校2、3年の児童が参加してくださり、ワクワク、ドキドキしながらも、初めて出会うお友達と挨拶から。
最初に心と身体を温めて、他者に注意を向ける身体にするための「シアターゲーム」をしました。相手に注意を向ける、相手の意思を受け取ることを大事にするアクティビティを行いました。
みんなでまずは綺麗な輪になること。

実はこれは小学生低学年では結構難しいことなんです。まっすぐ線の上に並ぶ、前の人の背中に「前をならえ」をして縦一列に並べますが、円形で、自分の立ち位置を考える作業は、空間認知能力が育つ時間ともいえる。さっと一瞬で並べるようになることを目標に毎回行って行こうと思います。
その後、金さんによるワークでは、関節に意識するワークをしたり、自己紹介的に好きなものを深掘りするゲームを行いました。「〇〇が好き、なぜなら、✖️✖️だから」をさらに深掘りしていく対話の時間。子どもたちの豊かな語彙力と固まっていない思考力にびっくり。
そして、中嶋さんこと、しまちゃんが行った「全力ジャンケン」のプログラムでは、思いもよらない子どもたちの柔軟な心身の拓かれていく様子におとな側が感嘆と感動!音楽をかけるとそれに乗っていくこともたち、そして、途中でダンスが始まると踊り始める子どもが続々と。最後には手拍子で自分と仲間、そしてギャラリーにいたおとなたちをもひっくるめて素晴らしい世界観を見せてくれました。

まさしく「子どもは大人の父である」イギリスの詩人 William Wordsworth の言葉を思い出しました。
The Child is father of the Man.子どもの経験や感性が大人を形づくるという意味ですが、まさしくそんなことを感じる1回目でした。
應典院 主査 齋藤佳津子
途中参加者若干名募集中です。詳しくはお問い合わせください。


