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6/3-4 fesINfes「縁劇フェス」を開催いたしました。

去る6月3・4日両日、應典院舞台芸術大祭space×drama○関連企画として、fesINfes「縁劇フェス」を開催いたしました。高校生から若手、ベテランまで「○(縁)」をつなぐ7つの短編舞台作品をはじめ、ワークショップやトークライブ、露店やカフェなどが應典院で1日楽しめるシアターフェスを実施、まさに應典院版の縁日・おまつりとなりました。

それぞれの劇団が上演した舞台作品は、バラエティ豊かな内容で今回のフェスを盛り上げました。ステージタイガー「ユカリ」は、現役引退を控えた伝説の女性ランナーをめぐっての群像劇を。彗星マジック「テレグラキ」は、モールス信号による宇宙への呼びかけと応答を。東京ガール「停留所」は、現代風刺を思わせるブラックなコメディを。うんなま「Guten Bogen!」は、演劇という状況化におけるキャラクターたちの実存を。劇団カマセナイ「青いイチゴ」は、最愛の人の喪失を前にした逡巡と決断を。大谷中学校・高等学校演劇部「ひなこばこ」は、あるひとりの女性の分岐点と回想を。そして、かまとと小町「ルミの愉快なお葬式」は、人形のお葬式を笑いも交えて描きました。知らなかった劇団との新しい出会いが生まれればと念じています。

また、フリンジ企画「ばぐといっしょ」を開催中のbaghdadcaféの皆さんには、照明や音響の体験型ワークショップや、俳優陣によるセリフ覚え大会、1階ロビーでひらかれた「ばぐのカフェ」など、各公演のあいだをつなぐような役割を担っていただいた他、学生ボランティアの皆さんには仕込みや物販などで活躍していただきました。

公演の合間にワークショップやトークライブが挟まることで、多くの方々がロビーや気づきの広場など、應典院のあちこちで思い思いに過ごし、語り合っておられました。普段観劇に来られる方にとっても、應典院でゆっくり過ごすのは初めての経験のようで、「気づきの広場から見えるお墓の風景が、1日の時間の経過とともに移り変わっていくのを感じられた」というお声もありました。

いよいよ折り返しを迎えた演劇祭は、「満月動物園」「May」「遊劇舞台二月病」による公演の後、6月26日(月)の「大クロージングトーク」まで続きます。

應典院事務局