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2月21日 関西発:映画と都市の未来形 映画監督石井岳龍氏とトークライブ開催

去る2月21日、映画監督石井岳龍(聰互改め)さんを招いて、緊急トーク「関西発:映画と都市の未来形」を應典院で開催、約70名の熱心な映画ファンが集まりました。これは監督10年ぶりの劇映画「生きているものはいないのか」公開記念イベントとして企画されたもの。監督と金延宏明プロデューサー、そして秋田光彦住職、3者のクロストークで進められました。秋田住職は、かつて石井聰互監督の盟友として、名作「狂い咲きサンダーロード」「爆裂都市」などの製作、脚本を担当した相方。石井映画の魅力を知り尽くしたひとりとして、登壇しました。

トークは新作映画をはじめ、映像産業や大学教育まで及び、石井監督の映画観、教育観が存分に披瀝されました。今回の映画の製作現場には、自身が指導する神戸芸工大の学生スタッフが多く参加していますが、監督はその優秀さにふれ、「彼らには<場>がないだけ。<場>さえあれば何でもできる」と強く言い切ったことが印象的でした。かつて学生時代に、秋田住職ともども撮影所のプロと激しく対立した経験(日活版『高校大パニック』78年)を想起させるものがありました。
監督はすでに次回作を準備中とか、ますますの活躍を祈りたいものです。